修学旅行で宿泊先のホテルに入館する際、もしくは退館する際、入館式・退館式という形でホテルの方々へ挨拶するのが通常のようです。
修学旅行ではやはり大人数で詰めかけることになるため、ホテルの方々へは何かと迷惑をおかけすることも多く、そうした感謝の気持ちを伝えることが必要です。
実行委員で挨拶を任された方は話す内容を考えなければなりませんが、なかなか特殊な機会ということもあり、話す内容も思い浮かびにくいかもしれません。
そこで今回の記事では、ホテルの入館式や退館式での挨拶について考察しました。
もちろん丸パクリはNGですが、ぜひ挨拶を考える際の参考にしてください。
修学旅行のホテル・入館式での挨拶
まずはホテルへの入館式での挨拶からです。
最低限盛り込みたいことは、
- 自己紹介
- ホテルの方々への感謝の気持ち
- ルールやマナーを守る旨
の3点になります。
その他、ホテルの施設や料理などで楽しみにしていることがあれば述べてもいいですし、なければ修学旅行の目的や行き先について触れてもいいでしょう。
それでは、以下具体的な文例です。
ホテルの皆様、はじめまして。
○○県から参りました、○○市立○○中学校の3年生、計○○名です。
私はその代表を務めさせていただいております、○○○○(名前)です。
今日から○日間、こちらのホテルでお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
私たちは今回の修学旅行、そしてこちらのホテルで宿泊できることを楽しみににしていました。
今回は○○名という大所帯にもかかわらず、このように快く迎え入れていただき、本当にありがとうございます。
私たちはまだ中学生ということもあり、このような宿泊や共同生活に慣れていない面がありますが、滞在中はホテルのルールやマナーを守り、スタッフの方々や他のお客さまに迷惑をかけないよう、十分気をつけて生活いたします。
それでも至らない点、不注意な点がございましたら、どうぞご遠慮なくご指摘・ご指導いただけますと幸いです。今回の修学旅行の目的には、共同生活を通して社会における礼儀やマナー、協調性などを学ぶことも含まれております。
短い期間ではありますが、今回の宿泊を通して、私たちはたくさんのことを学んでいきたいと思っています。
どうぞ○日間、よろしくお願いいたします。
中学生や高校生を想定しましたが、小学生ならもう少しやわらかい表現でもいいかもしれません。
修学旅行のホテル・退館式での挨拶
続いて、ホテルからの退館式での挨拶についてです。
入館式での挨拶は事前に考えておくことができますが、退館式での挨拶は実際に宿泊してみないとわからないことも多いので、ある程度はその場で考えることになるかもしれません。
ただ、一応のひな型はあった方がいいと思うので、以下に例文としてまとめました。
改めまして、実行委員代表の○○○○です。
ホテルの皆様、この度は○日間、ありがとうございました。
皆様のおかげで、とても有意義な修学旅行を送ることができました。私たちはまだこうした共同生活に不慣れな面があり、友達と宿泊できるということで少々はしゃぎすぎてしまい、特に入館初日はホテルの皆様に迷惑をおかけしてしまったと思います。
それにもかかわらず、○日間あたたかく見守っていただき、本当にありがとうございました。施設はとてもきれいに整備されていて、また料理はとても美味しかったです。
来年以降、また私たちの後輩がお世話になることもあるかもしれませんが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
修学旅行生を受け入れるホテルはある程度決まっており、学校側と信頼関係が出来上がっている場合も多いでしょう。
そこで、退館式では今後お世話になるかもしれない後輩のことを意識した一言を述べるのはおすすめです。
また、実際にホテルを利用した感想を自分の言葉で述べることができればホテルの方々にも喜ばれるでしょう。
以上の例文を参考に、ぜひ実際に体験したことを盛り込んだ挨拶文を考えてみてください。
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