【例文付き】テスト結果に対する親のコメント集(中学生・高校生)

中学校や高校のテスト結果や成績表には、よく親からのコメントを書く欄が設けられています。

テストは中間、期末、学年末…など定期的に行われますので、このコメント欄は学校と保護者との「通信欄」の役割も果たしているようです。

今回の記事では、そんな中学校や高校のテスト結果に対する親のコメント(保護者コメント)の書き方や例文についてまとめました。

 

そもそもどんなことを書けばいいのか分からない

成績が下がってしまってどうフォローしたらいいか分からない

という方など、ぜひ参考にしてみてください。

中学校や高校のテスト結果に対する親のコメント

まず初めに、そもそもこのようなコメント欄が設けられている理由についてですが、

①子どもが親にテスト結果を見せたかどうか
②親がテスト結果に目を通し、子どもの成績を把握したかどうか

これらを確認する点にあると考えられます。

学校の成績は進学や就職などにも影響し、それは保護者にも切実に関わってくる問題ですので、

「子ども成績を全く把握していない」

というのでは少し困るわけです。

コメントを書く際の注意点ですが、親からのコメントというのは学校への提出前に子ども自身も読むものになります。

そのため、あまりネガティブな内容は書かない方がいいでしょう。

ネガティブな内容、例えば子どもの学習態度に対するダメ出しなどを書いてしまうと、今後先生もそのようなフィルターで子どものことを見るようになりかねません。

そうなると、平常点や内申点などにも事実上影響してしまいます。

必ずしも「褒めて伸ばす教育」を推奨するわけではありませんが、イメージというのは重要になってきます。

あまり悪いレッテルを貼り付けてしまわないよう注意しましょう。

それでは、以下から具体的な文例(パターン別)を紹介していきます。

①成績が上がった・よい成績だった場合

まず、成績が上がったり、よい成績だった場合には、基本的には子どもの頑張りや努力を褒めてあげるコメントを書くといいでしょう。

学校の先生は子どもの自宅での様子や学習環境を把握できませんので、必要に応じてそれも含めて書いてあげるといいですね。

▼文例1
前回よりも全体的に成績が上がり、これも日ごろの努力のたまものだと思います。
今回はいつにも増して家庭でも集中して勉強に取り組んでいました。
本人も自信がついてきたと思いますので、これからもこの調子で頑張ってほしいです。
▼文例2
今回は進路選択にも影響する重要なテストでしたが、よい成績をとってくれて一安心です。
この結果を次回以降も継続し、本人が志望する大学への進学を確実なものとしてほしいです。
▼文例3
これまで苦手だった数学の成績が上がり、私も息子もホッとしています。
今回こそ数学で平均点を超えるんだと、日々とても意気込んで勉強していました。
この調子でこれからも頑張ってほしいです。
▼文例4
今回はテストに向けてとても頑張って勉強していましたので、よい結果を出してくれて本当に嬉しく思います。
ただこの結果に満足することなく、次回のテストに向けて気を引き締めて頑張ってほしいです。

②成績が下がった・悪い成績だった場合

続いて、成績が下がってしまった、成績が悪かった場合についてです。

成績が悪くても、子どもを非難するような内容は書かない方がいいのは、最初に述べた通りです。

あくまでテストに向けた頑張り自体は褒めてあげるなど、フォローを入れた上で、

・次のテストまでに取り組んでほしいこと

を書くといいでしょう。

これは学校だけでなく、子ども自身に向けたメッセージにもなります。

▼文例1
部活との両立ができなかったためか、全体的にあまり成績がよくない印象です。
次回のテストでの巻き返しに期待します。
▼文例2
テスト前は夜遅くまで頑張って勉強していましたが、残念ながら結果には結びつかなったようです。
次回のテストまでに苦手な点をあぶり出し、克服に努めてほしいです。
▼文例3
今回のテストで苦手な科目がはっきりしたと思います。
来年の受験までになんとか苦手を克服できるよう、家庭でのサポート体制もしっかりと整えていきたいと思います。
▼文例4
本人は自分なりに頑張っていたようですが、全体的にあまりよくない結果となってしまいました。
一度普段の学習態度の見直しが必要かもしれません。
先生におかれましても、子どもの学習態度について何か思うところがありましたら、ぜひご指導いただけましたらと幸いです。

③どちらでもない・現状維持の場合

最後に、①にも②にもどちらにも割り切れない場合についてです。

「現状維持」がいいか悪いかは、目標としている成績や進学したい学校などによって変わってくると思います。

そのため、適宜①や②の内容とも組み合わせて書くといいかもしれません。

▼文例1
全体的にまずまずといった成績だと思います。
英語については前回よりはちょっと苦手意識がなくなったようです。
よくなかった点については反省し、次回以降に生かしてほしいです。
▼文例2
全体的な成績は前回とほぼ変わりませんが、○○大学に合格することを考えると、もう少し全体的な底上げが必要かと思います。
苦手な点を自分なりにあぶり出し、克服に努めてほしいです。
▼文例3
今回のテスト結果はまずまずといったところでした。
少し伸び悩みを感じているようですが、なんとか○○高校に進学できるよう、諦めずに頑張ってほしいです。応援しています。
▼文例4
点数自体は前回と変わりませんが、確実に力はついてきていると思います。
この調子で勉強を続けて、次回以降のテストでの飛躍に期待します。
今後ともよろしくお願いいたします。

今回のまとめ

以上、中学校や高校のテスト結果に対する親のコメント(保護者コメント)についてでした。

様々なパターンの例文を紹介してきましたので、ぜひ子どもの状況や先生との関係に応じて、組み合わせて使ってみてください。

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