ピアノを弾ける人にとっては合唱コンクールは腕の見せ所であり、クラス内で選ばれれば、当日のピアノ伴奏を担当することもあるでしょう。
ピアノ伴奏に選ばれた場合、当日の演奏で失敗しないよう、かなりの時間を練習に割くことになると思いますが、この合唱コンクールの伴奏は内申点に影響するのでしょうか?
内申点のためだけに伴奏をしようと考えている人も少ないと思いますが、かなりの時間と労力を割く以上、やはり気になるところではあります。
合唱コンクールでのピアノ伴奏は内申に影響するのか?
合唱コンクールでのピアノ伴奏が影響しそうな点としては、まず何と言っても音楽の評定が挙げられます。
合唱コンクールはあくまで学校「行事」であり、授業とは関係がないから音楽の成績には関係がない、と見る向きもありますが、音楽の時間を合唱の練習・合唱の指導にあてる場合もあるので、一概には言えません。
音楽を含む実技4教科は、「実技教科」と言うだけあって、実技点のウエイトが高い科目です。
定期テストでいかにいい点をとったとしても、やはり実技がイマイチなら評定は伸びてきません。
そして、実技というのは点数化がなかなか難しく、結構先生の主観や裁量に依存するところがあります。
もちろん、ピアノ伴奏をするかしないかは無関係だ、と明確に割り切っている先生もいるとは思います。
しかし、逆に明確にピアノ伴奏を加点事由にすると決めている先生もいるでしょうし、そうでなくても、
- 音楽に対する積極的な姿勢・態度
として、事実上考慮せざるをえない場合は多いでしょう。
そのため、結論を一言で言えば「先生による」ということにはなりますが、ピアノ伴奏が内申点にとってプラスに働く可能性は十分高いといえるかと思います。
受験にとってプラスに働く可能性も
仮に音楽の評定とは無関係だったとしても、ピアノ伴奏は高校受験にとってプラスに働く可能性があります。
例えば、内申書(調査書)の「その他の活動」といった欄に書いてもらうことができたり、受験の面接でアピールできる場合もあるでしょう。
推薦入試であれば、学校からの「推薦状」に書いてもらえる可能性もあります。
学校の内申点が気になるのは、ほとんどの場合受験に関係があるからだと思いますが、仮に音楽の評定とは無関係だったとしても、受験の際有利に働くことがあるのです。
また、筆者も中学生の頃はピアノ伴奏を担当していたからわかりますが、ああいう人目にさらされ、緊張する場面でピアノ伴奏をすることは、必ず今後の人生の糧になります。
そのため、もし少しでもピアノ伴奏をやってみたいと考えているなら、ぜひ積極的にやってみることをおすすめします。
内申点を確実に上げたいならやはり主要5教科
ここまでピアノ伴奏と内申点の関係について書いてきましたが、そうは言っても実技教科は先生の裁量が大きく、また本人のセンスや才能に依存するところも大きいです。
運動が苦手ならどうしても体育は低い評価となりますし、絵が下手なら美術はやはり低い評価となるでしょう。
筆者の中学校では、男子はほぼ全員美術の成績が3止まりで、4や5はほぼ女子に与えられていました。
理不尽と言えば理不尽ですが、「美術」という科目の特性上、仕方がないとも言えなくはありません。
そして、絵の上手さなど、中学に入ってから必死に練習して何とかなるものでもありません。
実技4教科はどの教科も少なからずそういう傾向にあると思います。
そのため、もし内申点を確実に上げたいなら、「国数英理社」の主要5科目に力を注ぐのが、コストパフォーマンスとしてはいいことになります。
テストの点数は、ある程度暗記量に依存するところも大きいです。
当サイトには勉強法についての記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
今回のまとめ
以上、合唱コンクールでのピアノ伴奏は内申に影響するのか?という点について考察してきました。
結論としては、ピアノ伴奏をすれば絶対に内申に影響するとは言い切れませんが、高校受験までの道のりをトータルに見据えた場合、十分プラスの影響があるといえます。
もし少しでも興味がある人は、ぜひ積極的にトライしてみてください。
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