「先輩」や「後輩」といった言葉にも使われる、やから(輩)という言葉について。
やから(輩)は普通、「奴ら」くらいの意味で使われますが、聞くところによると関西の一部では、別の使われ方をすることもあるようです。
関西出身の芸人・芸能人などがたまに使っているのを聞くことがありますが、いったい「やから(輩)」とはどのような意味なのでしょうか?
目次
「やから(輩)」の意味は?関西弁では少し違う?
「やから(輩)」とはもともと、
・仲間、同類、連中
などの意味を表す言葉であり、
といった、基本的にはよくない意味(悪い意味)で使われます。
「○○のような輩」と言うとき、○○にはネガティブな言葉が入るということです。
この意味の「やから」は全国共通、広く一般に用いられていますが、関西の一部(特に大阪)では少し違った意味で使われることもあるようです。
「やから」は通常、「○○のような輩」というように前に修飾語を伴って使われますが、関西ではこの言葉を単独で用い、
・ヤクザ、不良、ヤンキー、チンピラ、クレーマー…
など、何かにつけて文句を言って絡んでくる、タチの悪い人や素行の悪い人を指す言葉としても使われるようです。
関西ではさらに、この言葉が動詞となって、
「やかる」(能動態)
「やかられる」(受動態)
「やかられる」(受動態)
などと言うこともあるようです。
何かにつけて文句を言って絡んでいくことを、「やかる」というわけですね。
いずれにしても、結局はポジティブな意味で使われる言葉では全くなく、「やから」の人とはあまり関わり合いを持ちたくないものですね。
今回のまとめ
「やから」という言葉自体は広く一般に使われますが、関西圏でこの言葉を単独で聞いた際は、
・ヤクザ、不良、ヤンキー、チンピラ、クレーマーそのもの
のことを指すと認識するといいようです。
これが正確な日本語なのかどうかはわかりませんが、今では一種の「方言」として、大阪を中心に定着している言葉といえそうです。
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