【例文付き】テスト結果に対する親のコメント集(中学生・高校生向け)

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中学校や高校のテスト結果や成績表には、しばしば親(保護者)からのコメントを書く欄が設けられています。

テストは中間、期末、学年末など定期的に行われますので、こうしたコメント欄は学校と保護者との、一種の通信欄の役割も果たしているようです。

今回の記事では、そんな中学校や高校のテスト結果に対する親のコメント(保護者コメント)の書き方や例文についてまとめてみました。

「そもそも何を書けばいいのか分からない」
「子どもの成績が下がってしまって、どうフォローしたらいいのか分からない」

という方などはぜひ参考にしてみてください。

目次

中学校や高校のテスト結果に対する親のコメント

まずはじめに、そもそもこうしたコメント欄が設けられている理由についてですが、

①子どもが親に、テスト結果を見せたかどうか
②親がテスト結果に目を通し、子どもの成績を確認したかどうか

これらを確認する点にあると考えられます。

学校の成績は進学や就職などにも影響し、それは親(保護者)にも切実に関わってくる問題ですので、

「保護者が子どもの成績を全く把握していない」

というのでは少々困るわけです。

続いて、コメントを書く際の注意点についてですが、親からのコメントというのは、学校への提出時に子ども自身も読むものになります。

そのため、あまり子どものことを否定するような内容は書かないほうがいいでしょう。

一般にネガティブな内容、例えば子どもの学習態度に対する批判などを書いてしまうと、今後学校の先生もそのようなフィルターで子どものことを見るようになりかねません。

これは私見ですが、子どもというのは特に、周りから見られているような人間になりやすいのだと思います。

例えば、

「あなたは勉強ができないんだから、もっと頑張りなさい」
「あなたは成績が悪いんだから、もっと勉強しなさい」

といったようなスタンスで接していると、実際に勉強ができなくなり、成績も悪くなっていくと考えられます。

これは必ずしも、「褒めて伸ばす」みたいな安易なものを推奨したいわけではありませんが、仮にテストの点数が悪かったときでも、

「あなたは本来できる子なんだから、次はいい点数がとれるはずだよ」

というスタンスで接するといいと思います。

少し話が逸れましたが、以下から親のコメントの具体的な文例をパターン別に紹介していきます。

①成績が上がった・よい成績だった場合

まず成績が上がったり、よい成績だった場合には、基本的には子どもの頑張りや努力を認めてあげるようなコメントを書くといいでしょう。

また、学校の先生は子どもの自宅での様子や普段の頑張りまでは把握できませんので、必要に応じてその点も含めて書いてあげるといいと思います。

文例①

前回より全体的に成績が上がり、これも日ごろの努力のたまものだと思います。
今回はいつにも増して、家庭でも集中して勉強に取り組んでいました。
本人もこれで自信がついたはずですので、これからもこの調子で頑張ってほしいです。

文例②

今回は進路選択にも影響する重要なテストでしたが、よい成績をとってくれて安心しています。
この結果を次回以降も継続し、本人が志望する高校への合格を確実なものとしてほしいです。

文例③

これまで苦手だった数学の成績が上がり、私も息子もホッとしています。
今回こそ数学で平均点を超えるんだと、テスト前はとても意気込んで勉強していました。
この調子でこれからも頑張ってほしいです。

文例④

今回はテストに向けて本当に頑張って勉強していましたので、よい結果を出してくれてとても嬉しく思います。
ただこの結果に満足することなく、次回のテストに向けても気を引き締めて頑張ってほしいです。

文例⑤

うちの子はやればできる子ですので、今回のテストでしっかり力を発揮してくれて、とてもうれしく思います。
この調子でもっと勉強のことを好きになり、自主的にどんどん勉強していけるようになると嬉しいです。

②成績が下がった・悪い成績だった場合

続いて、成績が下がってしまった・成績が悪かった場合についてです。

成績が悪くても、あまり子どもを非難するような内容は書かないほうがいいのは、上で書いたとおりです。

あくまでテストに向けた頑張り自体は褒めてあげるなど、子どものことを労った上で、

「次のテストまでに取り組んでほしいこと」

を書くといいと思います。

これは学校だけでなく、子ども自身に向けたメッセージにもなります。

文例①

部活との両立ができなかったためか、今回は全体的にあまり成績がよくない印象です。
次回のテストでの巻き返しに期待します。

文例②

テスト前は夜遅くまで頑張って勉強していましたが、残念ながら結果には結びつかなったようです。
次回のテストまでに苦手な点をあぶり出し、克服に努めてほしいです。

文例③

今回のテストで苦手な科目がはっきりしたと思います。
来年の受験までにはなんとか苦手を克服できるよう、家庭でのサポート体制をしっかりと整えていきたいと思います。

文例④

本人は自分なりに頑張っていたようですが、全体的にあまりよくない結果となってしまいました。
一度普段の学習態度の見直しが必要かもしれません。
先生におかれましても、子どもの学習態度について何か思うところがありましたらぜひご指導いただけましたら幸いです。

文例⑤

前回のテストがよかったためか、少し集中力が途切れてしまった印象です。
実力はあると思いますので、次回のテストでは仕切り直して頑張ってほしいです。

③どちらでもない・現状維持の場合

最後に、①にも②にも、どちらにも割り切れない場合についてです。

いわゆる「現状維持」がいいか悪いかは、目標としている成績や、進学したい学校によっても変わってくると思います。

適宜①や②の内容とも組み合わせて書くといいでしょう。

文例①

全体的にまずまずといった成績だと思います。
英語については、前回よりはちょっと苦手意識がなくなったようです。
よくなかった点については反省し、次回に生かしてほしいです。

文例②

全体的な成績は前回とほぼ変わりませんが、○○大学に合格することを考えると、もう少し全体的な底上げが必要かと思います。
苦手な点を自分なりにあぶり出し、克服に努めてほしいです。

文例③

今回のテストはまずまずといったところでした。
少し伸び悩みを感じているようですが、なんとか○○高校に進学できるよう、諦めずに頑張ってほしいです。応援しています。

文例④

点数自体は前回と変わりませんが、確実に力はついてきていると思います。
この調子で勉強を続けて、次回以降のテストでの飛躍に期待します。
今後ともよろしくお願いいたします。

文例⑤

平均点はほとんどの科目で超えており、親子ともども一安心です。
まだまだ伸びしろはあると思いますので、これからも頑張ってほしいです。

今回のまとめ

以上、中学校や高校のテスト結果に対する親のコメント集でした。

パターン別に例文を紹介してきましたが、気に入ったフレーズや今の子どもの状況に合ったフレーズが見つかれば、ぜひコメント欄で使ってみてください。

関連ページ:【例文付き】進路希望調査の保護者欄・保護者の意見の書き方とポイント

すくれす
スクール☆レスキュー運営者
学校の教員ではありませんが、学習塾の講師として、小学生から高校生まで、幅広い年齢の児童・生徒・学生と関わりがあります。学校生活においては時代は変われど、結局はある程度型にハマった「みんなと同じこと」が求められます。そうしたことは当サイトを参考にパパっと攻略していただき、短い学校生活・人生、できるだけ有意義なことに日々時間とエネルギーを使ってもらえたら幸いです。
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