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【例文付き】進路希望調査の保護者欄・保護者の意見の書き方とポイント

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学校から定期的に配布される進路希望調査票

進路希望調査票にはしばしば、

  • 保護者欄・保護者の意見を書く欄

が設けられており、子どもの進路について保護者がどう考えているのか、記載する必要があります。

今回の記事では、そんな進路希望調査の保護者欄・保護者の意見の書き方や例文についてまとめてみました。

目次

進路希望調査の保護者欄・保護者の意見欄の目的とは?

まずはじめに、そもそもなぜこうした「保護者欄・保護者の意見欄」が設けられているのでしょうか?

これは保護者欄に書くべき内容にも関わってくるものですので、まずはこの点について考察してみます。

①進路について考える、話し合うきっかけとしてもらうため

進路希望調査が定期的に実施されることで、その都度子どもにとっては、進路について考えるきっかけとなります。

1~2年生くらいだと、まだ進路についてほとんど考えていない子どもも多いと思いますが、こうしたものをきっかけに少しでも進路について考えておくことは有意義です。

これからの学校生活や、普段の勉強の指針にもなるでしょう。

また、保護者欄が設けられているともなれば、進路について子どもと保護者で話し合うきっかけにもなります。

進路はもちろん子ども自身の問題ではありますが、学費の負担など、保護者にとっても無関係とはいえません。

普段あまり子どもと話さない場合でも、この時くらいはしっかりと向き合って、進路について話し合ってみるのをおすすめいたします。

②指定校推薦・求人の割り当ての参考にするため

学校には進学の際、指定校推薦などの「学校推薦」というものがあり、当然ですがその枠は限られています。

また、高校の専門学科などには企業の求人が多数寄せられていますので、それらをどの生徒に割り当てるのか?という問題もあるでしょう。

そのため、学校側としてはどれだけの生徒が学校推薦や進学・就職を希望しているのか、できるだけ正確に把握しておきたいというニーズがあります。

これは裏を返せば、学校推薦を希望しているならその旨を、就職を希望しているならその旨を、それぞれ進路希望調査に書いておくことで、その枠を割り当ててもらえる可能性があるということです。

すでに進路が明確に決まっていて、保護者として同意見なのであれば、そのことを早めに学校側にアピールしておくといいでしょう。

③保護者面談や三者面談の参考資料や叩き台とするため

進路希望調査は定期的に行われ、特に最終学年になると回数も増えてきますが、この進路希望調査を参考に、保護者面談三者面談が行われる場合も多いです。

その際、先生から進路について色々と聞かれることになりますが、その叩き台にするためにも、進路希望調査はある程度真面目に記載しておいたほうがいいでしょう。

もちろん、現時点で進路が明確に決まっている必要はありませんし、むしろ進路はこうした調査や面談を繰り返しながら、徐々に固まっていくものだと思います。

そのため、もし進路が決まっておらず、保護者としても悩んでいるならには、その旨を正直に記載してしまっていいでしょう。

また、もし何か学校の先生からアドバイスなどをいただきたい場合は、「保護者欄」にその旨を書いておくのもいいかもしれません。

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進路希望調査の保護者欄・保護者の意見の書き方

以上を踏まえれば、進路希望調査の保護者欄・保護者の意見欄の書き方のポイントとしては、以下の3点が挙げられるでしょう。

①明確に学校推薦や、学校と縁の深い特定企業への就職を狙っているなら、その旨を伝えておく
②これで進路が決まるわけではないので、現時点での素直な気持ちを記載してよい
③子どもの進路希望や意見に賛成するか反対するかを、その理由も併せて記載する
③について少し補足しておきます。
進路希望調査のフォーマットはさまざまだと思いますが、基本的にはまず子どもが進路希望を書き、その下に「保護者欄・保護者の意見欄が設けられている場合が多いでしょう。
そのため、保護者としては子どもの進路希望についてどう思うのか、賛成なのか反対なのかを記載することになります。
もちろん、進路は子ども自身のものですので、基本的には子どもの希望や考えに同意し、応援してあげることが望ましいとは言えます。
しかし、学費等の経済的な問題や、親心などもあるところですので、必ずしも全面的に賛同しなければならないものでもありません。
また、「基本的には賛成だが、部分的には反対」という場合もあるでしょう。
いずれにしても、賛成するにしても反対するにしても、その理由を記載するのが重要です。
例えばですが、
「息子は○○高校への進学を希望していますが、自宅から30分以内で通えるため、通学の負担が少なく、私としてもぜひ○○高校へ進学してほしいと考えています」
と書けば、仮に○○高校への合格が難しそう場合でも、似たような条件の高校を担任の先生から紹介・提案してもらえる可能性があります。
成績によってはその条件に合った指定校推薦を提案してもらえるかもしれません。
これが単に、
「私としてもぜひ○○高校へ進学してほしいです!」
だけだと、保護者が望んでいる進学先の条件や範囲が先生に伝わりません。
当たり前のことかもしれませんが、この点を意識しておくと今後の面談や進路の決定がスムーズに進むのではないかと思います。
また、以下の例文のように、進路について子どもと話し合った過程・結果も記載しておくと、先生にとっても家庭の状況や考え方が分かり、とても有意義なものとなるでしょう。

進路希望調査の保護者欄・保護者の意見の例文(中学生→高校編)

以上を踏まえて、ここからは具体的な例文についてです。

中学生の場合と高校生の場合とで、そこまで内容に違いはありませんが、一応2つに分けて例文を紹介していきます。

高校進学の場合で特に問題となりやすいのは、

  • 併願よりも専願のほうが受かりやすい場合がある

という点でしょうか。

例文①

息子は公立の○○高校への進学を第1希望と考えているようです。
息子の成績・実力に合っていると思いますし、学費の面からもぜひ○○高校への合格を目指して頑張ってほしいです。

例文②

公立の○○高校への進学が理想的ではありますが、もしもの時のために、私立○○高校の受験も考えたらどうかと提案し、息子も納得してくれました。
納得の行く高校へ進学できるよう、保護者としても全力でサポートしていくつもりです。

例文③

息子は○○高校の専門学科への進学を希望しているようです。
○○高専はその後の就職にも強いですし、息子の興味にも沿っていますので、私としても応援していきたいと思います。

例文④

息子は進路についてまだあまり考えていないようです。私立か公立かもはっきりしませんし、今はまだ部活のことしか考えられないようです。
少しは将来のことも考えてくれるといいのですが、先生からも何かアドバイスがあればよろしくお願いいたします。

例文⑤

息子は○○高校への進学を希望していますが、家計への経済的な負担を考えると、私としては公立の□□高校へ進学してほしいと願っています。□□高校なら、自転車で通学することもできますし、勉強と部活を両立させたい息子にとっても負担が少なくていいのではないかと思います。

進路希望調査の保護者欄・保護者の意見の例文(高校生編)

続いて、高校生の場合です。

高校卒業後の進路は多種多様ですので、以下ではあくまで典型的なケースを想定して例文を紹介しています。

例文①

息子は○○大学を第1志望としているようです。
難易度が高いのは重々承知していますが、なんとか合格できるよう受験勉強頑張ってほしいです。

例文②

息子はかねてより○○になるのが夢でしたので、そのために○○専門学校に進学したいとのことです。
○○専門学校はその後の就職にも強いですし、同じ夢を持った友達とたくさん出会えると思いますので、なんとか合格できるよう頑張ってほしいです。

例文③

息子は私立○○大学への進学を希望していますが、学費のことを考えると、国立の○○大学へ進学してほしいとの気持ちもあります。
まだ受験まで時間はありますので、息子とは定期的に話し合いの機会を設けたいと思います。

例文④

息子は高校を卒業したら就職すると言っています。
息子自身も色々調べているとは思いますが、もし学校に寄せられている求人の中に息子に合っているものがございましたら、ぜひご教授いただけると幸いです。

例文⑤

高校卒業後の進路について、息子はまだあまり考えていないようです。数学が得意なので、私としてはぜひ理系の大学に進学してほしいと願っていますが、息子は部活を引退するまでは何も考えられないと言っています。なんとかそれまで、テストの成績だけは維持してほしいところです。

今回のまとめ

以上、進路希望調査の保護者欄・保護者の意見の書き方と例文についてでした。

進路希望調査は、あくまで現時点でのものですので、これで進路が決まってしまうわけでもなければ、後から変更してはならないものでもありません。

むしろ進路は、自分自身やご家族との対話を続ける中で変化していったり、明確になっていったりするものです。

「保護者欄・保護者の意見欄」をきっかけに、ぜひ子どもと進路について話し合い、一緒に考える機会を設けてみてください。

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