卒業した学校(母校)に行くのはアリ?電話や服装についても【中学校・高校】

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中学校や高校を卒業した後でも、ふと懐かしさを感じて卒業した学校に行ってみたくなる時もあると思います。

お世話になった先生(恩師)に成長した姿を見せに行ったり、部活動で頑張る後輩の姿を観に行ったり。

卒業したからといって即部外者になるわけではありませんので、基本的には温かく迎え入れてくれる学校・先生が多いでしょう。

ただ、時代の変化もありますし、昨今は先生たちも忙しいですので、完全に自由に出入り・訪問するわけにもいきません。

そこで今回の記事では、卒業した学校に行く際のマナーや連絡方法、服装、時間帯などについて考察してみました。

なお、卒業した学校に卒業証明書を取りに行く場合、一般公開の文化祭を観に行く場合などについては、特に問題はないと思います。

そのような場合については今回の記事では言及していません。

目次

卒業した学校に行く際に連絡・電話は必要?

まず気になる点としては、卒業した学校に気軽にふらっと立ち寄っていいのか?

それとも事前にアポをとったほうがいいのか?という点でしょう。

この点については、正直ケースバイケースです。

例えばですが、

「ちょっと学校の敷地内に入って学校の様子を外から見て回りたい」
「グラウンドで行われている後輩の部活動を見学したい」

とかであれば、普通は事前のアポまでは不要でしょう。

もし入口に警備員さんや守衛さんがいれば、事務所に立ち寄って許可証をもらう必要はあるかもしれませんが、事前に先生にアポをとって出向くほどのことではありません。

他方で、例えば、

「学校の校舎の中にまで入りたい」
「校舎内・特定の教室を見学させてもらいたい」

とかであれば、事前に学校に連絡し、先生から許可をもらうことはほぼ必須でしょう。

これが大学ともかく、中学校・高校で卒業生が校舎内を自由に歩き回れる学校は、基本的にはありません。

問題は、お世話になった先生(恩師)に会って話をしたいという場合です。

もしルールのゆるい学校であれば、ふらっと職員室に立ち寄り、もしくは職員玄関から入って、先生方と会える場合もあるのかもしれません。

部活を指導中の先生に会いにいく場合も同様です。

他方で、先生方も色々と忙しく、またそもそも訪問する時間帯に会いたい先生が学校にいるとも限りません。

そこで、確実性を重視するなら、やはり事前に学校に連絡し、先生と会って話せるか確認をとったほうがいいでしょう。

また、高校まで卒業したのであれば、基本的に「成人」として扱われますので、

「誰かと会って話すなら事前にアポをとるのがマナーだ」

だとという声もあるようです。

まあ色々と書いてきましたが、このあたりのルールは正直、学校や校長先生の方針によってさまざまです。

卒業の際ルールを伝えられていることもあるでしょうし、学校のHPに書いてあることもあります。

その場合はそのルールに従うようにしてください。

これは印象ですが、田舎の学校で、しかも少人数の学校のほうが、ルールは比較的ゆるい場合が多いように思います。

つながりやコミュニティが強固で、割と自由に卒業生が出入りし、先生と談笑して帰っていく場合が多いようです。

もし不安だったり、確実性を重視するなら、以下で説明するとおり事前に学校に電話するといいでしょう。

卒業した学校に連絡・電話する際の例文

卒業した学校に電話する際は、以下のような流れで電話するといいでしょう。

▼例文1
こんにちは。○○年卒業生の○○○○と申します。
今度久しぶりに母校を見学させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
基本的にはOKという返事が返ってきて、日時や目的などを確認されるでしょう。
また、具体的に会いたい先生がいる場合は、以下のように確認するといいです。
▼例文2
お世話になった○○先生にぜひお会いしたいのですが、その時間帯学校にいらっしゃいますでしょうか?

この段階でもしその先生が学校にいれば、電話を変わってもらえる場合もあるでしょう。

その場合はその先生と直接打ち合わせればOKです。

さらに、学校に立ち寄って具体的に行いたいこと(もしくはダメなこと)、その他注意点などがあれば確認しておきましょう。

▼例文3
テニス部の練習を見学させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
▼例文4
○年○組の教室に入ってみたいのですが、可能でしょうか?

校舎内に立ち入ったり、特定の教室にまで立ち入るのは、いくら卒業生といっても断られるかもしれません。

以上のやりとりが終わったら、お礼を言って電話を切ります。

▼例文5
ご丁寧にありがとうございました。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。

卒業した学校に行く際の服装

ここからは卒業した学校に行く際のマナーについてです。

まず服装についてですが、これは基本的に私服でOKです。

卒業した学校の制服で行くのは、むしろ身分を詐称しているとすら思われてしまいます。

ただし、卒業した中学校に行くのに、例えば今通っている高校の制服で行くのはアリでしょう。

お世話になった中学校の先生に進学した高校の制服姿を見せたいという人もいると思います。

もちろん、基本的には私服でOKと言っても、あまりに奇抜な服装であったり、露出の多い服装などは避けたほうが無難です。

在校生に不快感や悪影響を与えないよう、くれぐれも常識のある服装を選びましょう。

ちなみにですが、卒業した学校に行く際は、できれば友達同士で行くのをおすすめします。

1人で学校に立ち寄ると、場合によっては、

「不審者なのかな?」

と疑われてしまいますが、何人かで行けば、

「卒業生が遊びに来ているんだな」

と思われて、特に警戒されることはありません。

卒業した学校に行く時間帯

時間帯は、基本的には放課後・下校後が推奨されます。

生徒たちが帰った後であれば目立つこともありませんし、先生たちも手が空いている場合が多いです。

もちろん、学校に連絡した際に時間帯を打ち合わせているなら、その時間帯に出向くようにします。

また、いくら入校を許可されているといっても、あまり不用意に長居しないようにしましょう。

先生たちも日々の業務で忙しいですし、卒業生の相手をずっとしているわけにもいきません。

今回のまとめ

以上、卒業した学校に行く際のマナーや連絡方法、服装、時間帯などについてでした。

卒業した学校へは、あまり何度も足を運ぶものではありませんが、卒業して数年以内のうちに、お世話になった先生にお礼を言いにいったり、成長した姿を見せに行ったりするというのは、比較的よく行われていることです。

先生たちもきっと歓迎してくれると思いますので、今回紹介した最低限のマナーは参考にしつつも、ぜひ気軽な気持ちで行ってみるといいと思います。

すくれす
スクール☆レスキュー運営者
学校の教員ではありませんが、学習塾の講師として、小学生から高校生まで、幅広い年齢の児童・生徒・学生と関わりがあります。学校生活においては時代は変われど、結局はある程度型にハマった「みんなと同じこと」が求められます。そうしたことは当サイトを参考にパパっと攻略していただき、短い学校生活・人生、できるだけ有意義なことに日々時間とエネルギーを使ってもらえたら幸いです。
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