部活の三送会（3年生を送る会）では、しばしば卒業・引退する3年生に向けて、保護者会長からの挨拶の時間があります。
部活の三送会で保護者会の代表として挨拶を任された場合、どのようなことを話せばいいのでしょうか？
今回の記事では、そんな部活の三送会（3年生を送る会）での保護者会長・代表からの挨拶についてまとめてみました。
部活の三送会(3年生を送る会)での保護者会長からの挨拶のポイント
部活の三送会での保護者会長・代表からの挨拶では、
などを盛り込むのが通常のようです。
学校の部活動というのは、言うまでもなく、たくさんの人々の支え・協力があって成り立っているのだと思います。
挨拶文では、3年生の卒業や引退を祝福するのはもちろん、そうした関係者全体に対する感謝の言葉があってもいいでしょう。
以下の挨拶文の文例は、実際の三送会で話された内容を参考に、さまざまな場面に応用しやすいよう私がアレンジを加えたものとなります。
形式的な部分はそのまま流用していただいてもかまいませんが、ここにその部活独自のエピソードを含ませることができると、よりよい挨拶文になると思います。
部活の三送会(3年生を送る会)での保護者会長からの挨拶の文例4選！
以上のポイントを踏まえて、以下は挨拶の文例です。
①卒業を念頭に置いたパターン
一応卒業を念頭に置いていますが、引退の場合にも応用していただけます。
3年生、並びにその保護者の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
そして3年生の皆さん、3年間○○部での活動お疲れさまでした。
この部活で仲間とともに、日々厳しい練習に耐えて、心身ともに成長し、こうして無事卒業を迎えられたということは、とても誇るべきことだと思います。
○○月に行われた最後の大会では、チームは見事地区予選を突破し、県大会ではあの○○中学校にも勝利を収めました。
これも日ごろの皆さんの努力の成果が遺憾なく発揮された結果だと思います。
部活を続けていく中ではつらいことや苦しいこともたくさんあったかと思いますが、そうした困難と真剣に向き合い、仲間とともに乗り越えてきたからこそ、今皆さんはとてもすがすがしい顔をしています。
この○○部での生活を通して得た自信や経験を糧に、これから未来に向かって羽ばたいていってください。
○○部3年生、○○名の更なるご活躍・ご成長を、心よりお祈り申し上げます。
最後となりますが、3年生を今日まで優しく、時に厳しく指導していただいた顧問の先生方、○○部保護者会の運営に協力していただいた会員の皆さま、いつも子どもの部活動を支えてくださっているお父さま・お母さま方には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
簡単ではございますが、以上を持ちまして私の挨拶とさせていただきます。
②シンプル丁寧パターン
ただいまご紹介いただきました、〇〇部保護者会会長の〇〇でございます。
本日はこのような素晴らしい会にお招きいただき、誠にありがとうございます。
さて、3年生のみなさん、まずは本当にお疲れさまでした。
中学生活の中で、部活動に打ち込んできた日々は、決して簡単なものではなかったと思います。
暑い日も、寒い日も、どんな時でも練習に励み、仲間と声を掛け合いながら乗り越えてきた姿は、保護者として本当に誇らしく思っています。
また、試合のたびに見せてくれた全力プレーには、感動をもらいました。
勝った時の喜びも、負けた時の悔しさも、すべてがかけがえのない経験となり、今後のみなさんの糧になると信じています。
後輩たちにも、そんな3年生の姿はしっかりと伝わっていたと思います。
これからは受験という大きな挑戦が待っていますが、部活動で得た集中力やあきらめない気持ちは、きっと支えになってくれるはずです。
最後になりますが、3年生のみなさんの明るい未来と、さらなるご活躍を心からお祈りし、私のご挨拶とさせていただきます。
本日は本当におめでとうございます。
③感情を込めた感謝パターン
みなさま、こんにちは。〇〇部保護者会会長の〇〇です。
本日は3年生を送る会という節目の場にて、保護者を代表して一言ご挨拶をさせていただきます。
まず、3年生のみなさん、本当にお疲れさまでした。
入学してからの3年間、皆さんは仲間と共に数々の困難を乗り越え、努力を積み重ねてきました。
きつい練習や、うまくいかないこと、プレッシャーに押しつぶされそうな時もあったと思います。
それでも、一歩ずつ前に進み、仲間と支え合ってここまで来られたこと、本当に素晴らしいことです。
練習試合や大会では、私たち保護者も一喜一憂しながら応援しました。
ユニフォーム姿で真剣にプレーする皆さんの姿は、とても頼もしく、誇らしく映っていました。
また、後輩たちへの接し方、チーム全体を見て行動するその姿からは、大きな成長を感じました。
これから進学や受験という新たな挑戦が始まりますが、この部活動で学んだことは、必ずみなさんの力になります。
努力することの大切さ、仲間を信じることの強さ、自分を信じる心、どれもが人生の支えとなるはずです。
皆さんがこれからも、自分らしく夢に向かって歩んでいくことを願い、私からのエールとさせていただきます。
今日は本当におめでとうございました。
④ユーモア少し＋場を和ませるパターン
こんにちは、ただいまご紹介いただきました〇〇部保護者会会長の〇〇です。
本日は、和やかなこの「3年生を送る会」に参加させていただき、とても嬉しく思います。
3年生のみなさん、まずは引退まで本当にお疲れさまでした。
中学生活の大半を部活動に注ぎ込んできたと思います。
思い返せば、あの猛暑の中の練習、真冬の朝練、そして試合の前の緊張した顔…どれもが、みなさんの真剣さを物語っていました。
試合では、応援している私たちまで緊張したり、嬉し泣きしたり、時には「なんでそこでー!?」と叫んだり（笑）、一緒にいろんな感情を味わわせてもらいました。
本当に、たくさんの思い出をありがとう。
そして、後輩たちに向けたアドバイスや声かけも素晴らしかったですね。
3年生の背中を見て育ってきた後輩たちが、これからしっかりとチームを受け継いでくれることでしょう。
この部活動で得た経験は、ただの思い出ではなく、これからの人生で確実に力になる宝物です。
受験勉強や高校生活の中でも、きっと「あの時頑張れたから大丈夫」と思える瞬間が来るはずです。
どうか自分を信じて、これからの道を堂々と進んでいってください。
みなさんの未来が明るく実り多きものになることを、心から祈っています。
今日は本当にお疲れさまでした。そして、おめでとうございます！
今回のまとめ
以上、部活の三送会（3年生を送る会）での保護者会長・代表からの挨拶の文例についてでした。
ある程度まとまった例文を紹介しましたが、もし部活の活動などを日ごろ見学されているなら、その時に感じたことを率直に述べていただくのが一番だと思います。
今回の記事が挨拶文の叩き台になれば幸いです。
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