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学童(放課後児童クラブ)の退所理由まとめ【書き方と例文】

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親が働いている間、子どもを預けておける便利な学童(放課後児童クラブ)ですが、状況の変化によっては退所しなければならない場合もあるでしょう。

退所理由については、アンケートのような形でチェックを入れるだけのこともあれば、退所届などに具体的に記載しなければならない場合もあります。

そこで今回の記事では、学童の退所理由の書き方と例文についてまとめてみました。

目次

学童(放課後児童クラブ)の退所理由の書き方

そもそも学童は、例えば引っ越しによってその学区から離れたり、対象の年齢を超えたりすれば、通える資格を喪失することがほとんどです。

また、親が仕事を退職した場合にも資格を喪失したり、もしくは制限されたりする場合もあるでしょう。

これらの場合には、資格を喪失した旨を届け出ればいいだけですので、特に退所理由の書き方について困ることはありません。

今回の記事では、それ以外の理由(途中退所・任意退所)の書き方について考察しています。

 

一般に、「本音と建前」ということが言われます。

例えば、学童から退所したい理由の本音としては、

□保育費が高すぎる
□指導員の態度や雰囲気が悪い
□役員会や父母会がわずらわしい
…etc.
といったものであっても、それをそのまま退所理由として書くかは悩ましいところです。
もちろん、学童保育をより充実したものにしていくには、そうした批判も時には必要です。
ですが、コミュニティが強固な田舎などで、あまり角を立てずに学童から退所したいなら、できるだけオブラートに包んだ表現を用いたほうが無難です。
以下の退所理由では、念のため角が立ちにくい表現を心がけています。

学童の退所理由まとめ(例文付き)

それでは、以下から具体的な学童の退所理由について見ていきます。

以下の退所理由は、もちろんどれか1つに絞らなければならないものではありません。

現実的には、複数の要因が合わさって退所を検討している場合がほとんどだと思います。

そのため、ぜひ状況やスペースなどに応じて、適宜組み合わせながら使ってみてください。

退所理由①:仕事を退職した・仕事の時間が短くなった

1つ目の理由としては、仕事を退職したり、仕事の時間が短くなったりしたことによって、子どもの面倒を自分自身で見れるという場合です。

退職の場合は、学童によってはそもそも通える資格を失うこともあります。

▼例文1
この度一身上の都合により仕事を退職しまして、放課後の時間、私自身で子どもの面倒を見ることができるようになりました。
私自身も子どもと一緒に過ごしたいという気持ちもあり、急ではございますが、○○月末で学童から退所させていただきたいと思います。
短い間でしたが大変お世話になりました。
▼例文2
今年度から仕事がほぼリモートワークになり、子どもと家で過ごせる時間も増えてきました。
そのため、今後は祖父母の協力も借りながら、私自身で子どもの面倒を見ようと思います。
短い間でしたがお世話になりました。

退所理由②:祖父母が面倒を見る

祖父母が同居、もしくは近くに住んでいる場合なら、祖父母に子どもの面倒を見てもらうことができます。

仮に本音としては「保育費が高すぎる」という理由でも、できるだけこうした理由を前面に押し出したほうがいいかもしれません。

▼例文3
最近は祖父母に子どもの面倒を見てもらえる日も増えてきて、子ども自身も喜んでいますので、これからは放課後の時間、祖父母の下へ預けようと思っています。
そのため、少し急ではありますが、○○月末で退所させていただきたいと思います。
今まで大変お世話になりました。

退所理由③:放課後に習い事やお稽古などに通う

放課後に習い事やお稽古などに通うことになって、学童を利用できる時間が減ってしまう場合、退所を検討することもあるでしょう。

習い事やお稽古は、一定時間子どもを預けておける場所という意味では、学童と役割が被る面もあります。

▼例文4
来月からスイミング教室に通うことになり、もともとピアノ教室にも通っていますので、学童を利用できる時間が大幅に減ってしまいます。
そのため、今月末を持ちまして退所させていただきたいと思います。
今まで大変お世話になりました。
▼例文5
来月から放課後は週3日、学習塾に通うことになりました。
また、塾以外の日は祖父母に面倒を見てもらえることにもなりましたので、大変急ではありますが、今月末をもって学童を退所させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

退所理由④:一人で留守番ができる

子どもが一人で留守番ができるようになったという理由で学童を退所するケースも多いです。

一人で留守番ができるということは、精神的に成長したということでもありますので、学童側としても基本的には喜んで送り出してくれることでしょう。

もっとも、最近は安全面の観点から、一人での留守番を制限していこうという動きもありますので、今後の動向が気になるところではあります。

▼例文6
学年も上がって、最近は一人で家で留守番できるようになってきました。一人の時間を楽しむ術も身に着けてきたようで、私としてもとてもありがたく思っています。
子どもも一人で大丈夫と言っていますので、○○月をもちまして学童から退所させていただきたいと思います。
これまでご支援ありがとうございました。

退所理由⑤:放課後は友達と遊びたい

学童に通えば、当然ですが放課後の友達関係はその範囲に限定されてしまうことになります。

もちろん、学童が楽しくて充実しているならそれでいいですが、放課後は普通に学校の友達と遊んだり、友達の家に遊びに行きたいという場合もあるでしょう。

その場合は、学童からの退所を検討することになります。

▼例文7
最近学校で仲のいい友達ができ、放課後はその子どもたちと遊びたいと言い出すようになりました。
子どもも成長し、主体的に友達関係を築いていける年齢になったようです。
今後、学童にお世話になる時間も減っていくと思いますので、○○月末で退所させていただきたいと思います。
これまでたくさんのご支援ありがとうございました。

退所理由⑥:学童になじめない、友達ができない、他の子どもや指導員とトラブルなど

これは学校の場合にもあてはまりますが、集団生活になじめない子どもというのも一定数存在します。

友達ができなかったり、友達とトラブルが生じてしまったり、また指導員と相性が悪い場合もあるでしょう。

そうした居心地の悪い場所に居続けることは、健全な成長を阻害することにもつながります。

学童からの退所を検討する大きな理由の1つとなるでしょう。

▼例文8
うちの子はもともと集団になじめず、学童でもなかなか友達を作れずにいるようです。
おもちゃなどで一人で遊ぶのは好きなのですが、最近では他の子どもからの何気ない言葉に傷つくことも増えてきて、次第に学童に行きたくないと言い出すようになりました。
そのため、これからは祖父母の協力も借りながら、放課後の時間は私自身で面倒を見ようと思います。
色々とご支援いただきありがとうございました。

今回のまとめ

以上、学童(放課後児童クラブ)の退所理由の書き方と例文についてでした。

学童からの退所は、決してネガティブなことではなく、むしろ放課後の時間を自主的に過ごせるようになったという意味では、ポジティブな面も強いです。

夏休みや午前授業のことなども考えると、色々と判断が難しいこともありますが、もし学童からの退所を決めた際は今回の内容を参考にしてみてください。

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