高校になると生徒の数も増え、その上に立つ生徒会はどこか雲の上の存在に感じてしまうもの。
変わり者の集まりという印象も強く、普段彼らがどこで何をしているのか、
疑問に思う人も多いかもしれませんね。
そこで今回の記事では、
高校の生徒会はどんな仕事をしているのか?
また役職の種類についても代表的なものを紹介します!
高校の生徒会の仕事
まずは高校の生徒会の仕事内容から見ていきましょう。
もちろん高校によって内容は異なりますが、代表的なものを紹介していきます。
◆学校行事の企画・運営
生徒会は各種学校行事を企画・運営します。
体育祭や文化祭はもちろん、年度初めの着任式や新入生歓迎会など、
その活動範囲は多岐にわたります。
当日のタイムテーブルを決めたり、各委員会に仕事を割り振ったり…。
当日の司会進行、開会のあいさつなども生徒会が担当します。
大きな行事が近づいてくると、毎日夜遅くまで学校に残り、
準備に追われる人も少なくないです。
◆会報やHPなどの作成
生徒会の活動を周知させるため、会報の発行やHPの更新などを行うのも生徒会の仕事の1つです。
会報の発行時期が決められている場合、締め切り直前はかなり忙しくなります。
◆話し合いや連絡会の取り持ち
生徒会での決定事項、方針などを各クラスに伝え、また各クラスの意見を吸い上げるため、
各クラスの室長を集めて連絡会を行うことがありますが、
その連絡会を取り持つのも生徒会の仕事の1つです。
生徒会の目的は、学校生活における問題点を発見し、それを解決していくことにあるので、
このような話し合い、会議は欠かせません。
◆あいさつ運動の実施
これは中学までと比べればやっているところは少ないですが、
朝校門の前に立ち、登校してきた生徒にあいさつを呼びかけている生徒会もあります。
みんなより早く登校してくる必要があるため、
朝が弱い人にとっては大変です。
◆ボランティア活動や募金活動
生徒会の自主的な活動として、ボランティア活動や募金活動など行っているところもあります。
中でも、赤い羽根共同募金、緑の羽根募金などは有名ですね。
以上、高校の生徒会の仕事内容について紹介してきましたが、これ以外にも、
生徒会室に常に誰か一人はいなければならないと決まっている場合、
休み時間や放課後に生徒会室に滞在するのも、
生徒会の仕事の1つといえるかもしれません。
そのため、部活動やクラブ活動にはあまり参加できないことも多いですが、
その反面、生徒会でしか経験できないこともまた多いです。
何かアイデアを出したり、問題を発見しそれを解決していくことは、
今後とても役に立つ経験になるので、
思うところがあればぜひ生徒会にチャレンジしてみてくださいね。
高校の生徒会の役職
高校の生徒会の役職は、もちろん生徒会によってさまざまですが、
代表的なものとして、会長、副会長、書記、会計、庶務などがあります。
人数はだいたい4~5人くらいのところが多いですね。
各役職の主な仕事は以下のとおりです。
▼生徒会長
・生徒会全体を取り仕切る
・各種行事での開会の挨拶
▼副会長
・生徒会長をサポートする
・各種行事での閉会の挨拶
▼書記
・会議、連絡会などでの書記
・会報の作成、HPの更新など
▼会計
・予算の管理など
大まかに分けるとこんな感じですが、
全体的にそこまで明確に分かれているわけではありません。
基本的にはどの仕事も全員で協力し、分担しながら行います。
ただ、特に生徒会長はみんなの前に立つことが多いので、
それなりの度胸、覚悟は必要になります。
生徒会に立候補する場合、自分がどの役職に向いているのか、
しっかり考えるようにしましょう。
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