【考察】先生とプライベートで会うのはアリ?声をかけるのは?

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学校の先生とは親密な関係になることも多く、いい先生であればあるほど、普段の学校生活を超えてプライベートでも会いたいと思うものです。

ただ、先生とプライベートで会うのはアリなのでしょうか?

今回の記事では、この点について考察してみました。

目次

先生とプライベートで会うのはアリ?

そもそも、学校の先生というのは所属している学校や自治体の方針に従わなければならず、

「児童生徒とプライベートで接触するのは禁止」

などと定められている場合、これはもう問答無用で、先生とプライベートで会うことはできません。

仮に生徒のほうから先生に会わないか持ち掛けたとしても、おそらくは断られることになるでしょう。

ちなみに、2021年4月に文部科学省から全国の教育委員会へ、

「SNS等を用いて児童生徒と私的なやりとりを行ってはならない」

との通達が出されており、つまり先生とLINEなどを交換し、プライベートなやり取りを行うことは事実上禁止されています。

ただ、プライベートで「会う」となると、例えば街中でばったり会ってしまうこともあるでしょうし、なかなか全面的な禁止はしにくいでしょう。

そのため、現段階では、学校や自治体が特に禁止していない限り、

「先生とプライベートで会うことは全面的に禁止されているわけでない」

といえそうです。

ただし、その範囲はかなり限られてくることは間違いないでしょう。

先生というのは立場上、児童生徒を対等・平等・公平に扱わなければならず、一人の生徒だけを特別扱いするわけにはいきません。

例えば、一人の生徒を食事に連れていったりしたら、論理的には生徒全員を食事に連れていかなければならなくなり、そのようなことは事実上不可能でしょう。

正直、明確な基準を立てることはできませんが、NGに傾きやすい事情を挙げるとすれば、以下のような感じになると思います。

①一対一であること
②異性であること
③目的が食事、遊び、デートなどであること

例えばですが、

「男性教師と女子生徒の一対一で、遊園地などデートに行く」

などは完全にアウトでしょう。

逆に、例えばですが、

「一対複数(全員男性)で、近くの施設などで勉強を教えてもらう」

とかであれば、場合によってはOKな気もします。

もちろん、後者の場合でもダメという人はいるでしょう。

ちなみに、私は中学生のころ、野球部の顧問の先生が大会の打ち上げてバーベキューを企画してくれて、先生の自宅の庭にお呼ばれしたことがありました。

今の時代はこのようなケースすらダメなのかもしれませんが、一応野球部全員を招待しているわけですし、その対象を生徒全員に広げなければならない理由もありません。

つまり「特別扱い」にあたりにくいということです。

また、学祭などの打ち上げに先生が参加するというケースもあるでしょう。

このようなケースであれば、場合によっては許容される場合もあるのではないでしょうか。

先生と保護者がプライベートで会うのはアリ?

ここまでは先生と生徒が会う場合を想定してきましたが、先生と保護者がプライベートで会う場合はどうなのでしょうか?

この場合についても、ほぼ上と同様のことが言えます。

ただ先生と保護者とは、

「別に日常的に接しているわけではない」

という点が違いとしては挙げられます。

つまり、先生と生徒とは、普段から生活を共にしているわけなので、その延長線で…ということである程度理解ができます。

しかし、保護者と先生がプライベートで会うということは、特別な関係が出来上がっている、もしくは特別な関係が出来上がりつつある、ということを意味しかねません。

そうすると、先生と生徒の場合より厳しい目で見られることになるということは、一つ言えるかもしれません。

そのため、先生と保護者がプライベートで会うのは、できれば避けたほうがいいでしょう。

卒業後や転校した後は?

この場合については、すでに先生・生徒という関係は終了しているわけなので、プライベートを制限される筋合いは、ないといえばないです。

ただし、世間体的にあまりよいことではない気もしますし、上で挙げた判断基準を参考に、できるだけ慎重に判断したほうがいいでしょう。

①一対一であること
②異性であること
③目的が食事、遊び、デートなどであること

先生にプライベートで声をかけるのはアリ?

意外と気にする方が多いのが、先生にプライベートで声をかけてよいのか?という点です。

よいか悪いのかでいえば、道徳的にダメな理由は特に思いつきません。

人間関係が出来上がっており、しかもある程度親密な関係なのであれば、会った時に声をかけたり話したりするのは普通のことです。

その後遊びに行くとかになると、また話は変わってきますが、声をかけること自体は基本的にはOKでしょう。

また、例えばすれ違いざまに目があったとかであれば、あえてスルーするのも不自然な話です。

ただ、先生の中には「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と割り切っており、プライベートな時間にあまり生徒と顔を合わせたり、話しかけられたりしたくないという人もいるようです。

必ずしも生徒に見られてOKな服装・恰好をしていたり、状況であるとも限りません。

もちろん、街中などで生徒に積極的に話しかけられたいという先生も中にはいるようです。

ある意味芸能人のような気分になって、嬉しいのかもしれません。

このあたりは完全に先生の性格次第ということになってくるでしょう。

今回のまとめ

今回は先生と児童生徒・保護者とのプライベートにおける関係について書いてきました。

先生と教え子ということで、やはり一定の制限はかかってきますが、他方で完全に他人のように振る舞わなければならないというのも、なかなかドライな話です。

難しい問題ではありますが、今回の記事が何かの参考になれば幸いです。

すくれす
スクール☆レスキュー運営者
学校の教員ではありませんが、学習塾の講師として、小学生から高校生まで、幅広い年齢の児童・生徒・学生と関わりがあります。学校生活においては時代は変われど、結局は、ある程度型にハマった「みんなと同じこと」が求められます。そうしたことは当サイトを参考にパパっと攻略していただき、短い学校生活、できるだけ有意義なことに日々時間とエネルギーを使ってもらえたら幸いです。
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