中学校や高校の生徒会に立候補するには、その理由が必要です。
立候補理由は、生徒会への熱意にも関係するものであり、
特に中学校ではこの理由が厳密に要求されます。
今回の記事では、そんな生徒会の立候補理由の具体例と書き方を取り上げます。
もちろん、本来立候補理由は自分の力で考えるべきものなので、
今回の記事はあくまで参考程度、頭の中を整理する材料として使ってくださいね。
生徒会の立候補理由(具体例と書き方)
それでは、以下から具体的な立候補理由を紹介していきます。
過去に実際の生徒会選挙で掲げられた理由は以下のとおりです。
◆「先輩の姿を見ていて、自分もやりたいと思った」
先輩役員や生徒会へのあこがれを理由とするパターンです。
立候補理由を文書などで提出する場合、具体的に先輩役員のどんな姿を見てどんな部分にあこがれを感じたのか、詳しく記載する必要があります。
◆「生徒会に入ってやりたいことがある」
これは立候補理由としてもっとも評価されやすいものです。
学校生活を送っていてどんなことに疑問を感じ、またはどんなことを思ったか、
その上で自分が生徒会に入ったらどんな風に変えていきたいか、
どんなことをやりたいかなどを具体的に表現しましょう。
◆「前回生徒会をやっていて、やり残したことがある(反省点がある)」
これは前年度などに生徒会役員をやっていて、やり残したことがある、反省点があるなど、
専ら生徒会経験者向けの理由です。
生徒会経験者なら、ある意味もっとも書きやすい理由の1つといえます。
前回どんなことをやったか、その上でやり残したことは何か、
反省点などを具体的に表現しましょう。
◆「自分自身が成長したい」
これは少々自分本位な理由ですが、立候補理由としてダメなわけではありません。
よく掲げられているのは、
・周りのことを考えられるようになりたい
・リーダーシップを身に着けたい
…etc.
自分の短所・欠点などを述べた上で、それを生徒会に入ることで○○にしていきたい…
という風に表現すると共感されやすいです。
この理由は本当にそうなら使ってもいいですが、嘘ならやめておいたほうがいいでしょう。
◆「自分は○○が得意だから(長所だから)、それを生徒会で役立てたい」
これは時々見かける理由ですが、推薦理由としてならまだしも、
立候補理由としてはあまりふさわしくありません。
主に自分に自信がある人向けの理由です。
役職ごとの立候補理由は?
生徒会の立候補理由は書けたとしても、役職ごとの立候補理由、例えば、
・副会長の立候補理由
・書記の立候補理由
・会計の立候補理由
などは意外と悩ましいところです。
生徒会では役職が分かれているといっても、基本的にはすべての仕事に携わることになるので、
上記の「生徒会の立候補理由」はそのまま使えますが、もし役職ごとの理由を問われたなら、
・好きだから
・得意だから
の2つを理由にするほかありません。
具体的には、
・何か書いたり、まとめたりするのが好き→書記
・何事もミスなくこなせる→会計
…etc.
おそらく多くの人の本音であるところの、
「会長をやるほどの度胸はない」
というのは思ってもあまり言わないほうがいいです。
生徒会くらいだと、そこまで厳密に役職が分かれているわけではないと思うので、
基本的にこの部分はあまり厳密には問われません。
それよりも、上記の「生徒会の立候補理由」をより充実させることに力を注ぎましょう。