人間であれば誰しも、1度や2度くらいは学校に遅刻してしまうことがあるでしょう。
遅刻の理由は色々あると思いますが、それをあまり正直に言っては先生からの印象も悪く、成績評価に影響してくることもあるでしょう。
そこで今回の記事では、学校に遅刻した際に使える言い訳についてまとめてみました。
遅刻の言い訳のポイント
遅刻の言い訳としては、当然ですが主観的な理由よりは客観的な理由の方がいいでしょう。
本人の努力によってコントロールできる理由よりも、コントロールできない理由のほうが、先生には認められやすく、評価も下がりにくいということです。
後者は「不可抗力」と言い換えてもいいですね。
例えばですが、「朝寝坊した」という言い訳を使ってしまうと、
「朝起きられないのは怠惰だ」
「目覚ましくらいちゃんとかけとけよ」
という話になり、本人の責任を追及されます。
他方で、「電車が遅延した」という言い訳であれば、
「それなら不可抗力だからしょうがない」
という話になり、特に本人の責任は追及されません。
ここにさらに付け加えれば、利己的な理由よりはできるだけ利他的な理由の方がいいでしょう。
例えばですが、
「おばあちゃんに道を聞かれたので、目的地まで連れて行っていた」
という理由であれば、おばあちゃんのため、しかも「道案内」という他人のための行動になってきます。
むしろ遅刻したことを評価される場合もあるでしょう。
もちろん、嘘だと思われたらそこまでですが、こうしたことは1つ意識しておくといいでしょう。
遅刻の言い訳まとめ(学校編)
以上を踏まえて、ここからは具体的な遅刻の言い訳について紹介していきます。
実際に先生に伝えやすいように例文の形式で紹介していますので、ご自身の状況に合わせて適宜修正して使ってみてください。
①「お腹が痛くなり、トイレにこもっていた」
体調不良系は遅刻の言い訳の定番といえます。
特に腹痛や下痢などは誰にでも起こりうることであり、ある程度は仕方のないといえます。
単に「体調不良で…」と言うより、腹痛や下痢など具体的な症状を言うほうが真実味は増すでしょう。
②「電車が遅延していました」
これは不可抗力の典型例であり、これを言えば基本的に責められることはありません。
ただし「嘘」の場合、遅延証明書を要求されたら終わりですし、最近はネットで簡単に遅延状況を調べることもできます。
そのため、もしこの言い訳を使いたいなら、
「電車が(遅延証明書が発行されない程度に)少しだけ遅れていて、乗り換えが間に合いませんでした」
などと言うといいかもしれませんね。
電車関係の言い訳としては、これ以外にも、
「反対方面の電車に乗ってしまいました」
「乗換駅で降りるのを忘れて通過してしまいました」
③「宿題のノートを忘れて取りに帰っていました」
「一度帰っていたから遅れた」というのも言い訳の定番になります。
例文のような言い訳であれば、
「一度取りに帰ってでも宿題を提出しようという意思があるのはえらい」
という話にもなり、そこまで遅刻を責められることはないでしょう。
④「アイロンのスイッチを消したか不安で一度帰っていました」
⑤「カギをかけ忘れた気がして、一度帰ってました」
これらはもし火事になったり、泥棒に入られたりしたら一大事ですので、言い訳として使えます。
親が仕事などで先に出てしまっており、家を出るのが最後になるというのはよくあることです。
このような一大事に発展しうる理由であれば、ある程度は「仕方ない」と思ってもらえるのが世の常です。
⑥「おばあちゃんに道を聞かれて、なかなか伝わらないので目的地まで一緒に連れていっていました」
これはポイントでも説明しましたが、利他的な理由の1つです。
遅刻というリスクを背負ってでもおばあちゃんのためになることをしていたわけなので、むしろ遅刻したことを評価される場合もあります。
他にも、
「子どもが生まれそうな妊婦を病院に連れていっていました」
という有名なものもありますが、確率的には例文のほうが起こりうることでしょう。
⑦「親の代わりに妹を保育園に連れていっていました」
これは共働き世帯が増加している昨今、親が急用で連れていけない場合もありますので、言い訳として使えます。
「家族のため」という利他的な理由の1つです。
⑧「自転車がパンクしてしまいました」
これは自転車通学の人限定になりますが、自転車は定期的にパンクしますので、ほぼ不可抗力に近いものといえます。
電車通学の人でも駅までは自転車で行っているなら、使える言い訳です。
⑨「夜遅くまで課題をやっていて寝坊しました」
「寝坊した」という理由は実際遅刻の原因の最たるものだと思いますが、そのまま言ってしまうと非常に印象が悪いです。
そのため、
「何かを頑張っていた結果、寝坊した」
という形式で言うのがいいでしょう。
「親が病気で夜遅くまで看病していたので寝坊しました」
という言い訳も定番ではありますが、あまり人の不幸は使わないほうがいいでしょう。
⑩「急に雨が降ってきて傘を買おうとコンビニに立ち寄ったところ、かなり混んでいたのでお会計に時間がかかりました」
このように急な天候の変化を言い訳に使うのもアリです。
これはすべてに共通することではありますが、言い訳は例文のように具体的に言うことで、真実味が増します。
もちろん矛盾が生じたらそこで終わりですが、具体的なストーリーを思いつき、語るのが得意な人はぜひやってみてください。
面白い遅刻の言い訳は?
最後に、どこまで需要があるのかはわかりませんが、面白い遅刻の言い訳についてもまとめておきます。
遅刻の常習犯などで、そろそろウケを狙っていきたい場合には使えるでしょう。
遅刻して、クラスに迷惑をかけているのだから、せめて笑いをとってクラスを和ませようという発想です。
先生も笑ってくれて、もしくは呆れて許してくれるかもしれません。
もちろん怒られるかもしれませんので、使うのは自己責任でお願いします。
①「昨日彼女にフラれたのがショックで眠れませんでした」
思春期らしい、可愛げのある理由といえます。
②「夢の中ではもう学校に着いていました」
夢の中では着いていたなら安心してしまうのも無理はありません。
③「間違えて中学校に登校してしまいました」
高校入学当初であれば起こりうることかもしれません。
④「海外生活が長かったので、これくらい普通なんですよ」
日本は世界の中でも時間に厳しい国といわれています。
⑤「時計が壊れていて6時半から進まなかったので…」
時計が壊れていたなら安心しきってしまうのも無理はありません。
⑥「事件に巻き込まれて解決するのに時間がかかりました」
某アニメの主人公のような言い訳です。
⑦「信号が全部赤でした」
信号が全部赤なら仕方ないでしょう。
⑧「転んでしばらく気絶していました」
これも気絶していたなら仕方ないでしょう。
⑨「花屋の店先に並んだ、いろんな花を見ていました」
これはウケる人にはウケるでしょう。
⑩「行くかどうか迷っていて遅刻しました」
先生も呆れかえる言い訳の1つです。
今回のまとめ
以上、遅刻の言い訳まとめ(学校編)でした。
遅刻は、できるだけしないに越したことはないですが、もししてしまいそうな時は今回の言い訳を参考にしてみてください。
ちなみに、本記事はもちろん、学生の皆さんに遅刻を推奨するものではありません。
時間というのはできる限り、守ったほうがいいものではあります。
一方で、あまりにもすべてを厳格に定め、違反者に対して罰を課していくようなやり方では、生きづらさや社会としての閉塞感を助長してしまうと思います。
そのため、最低限の規律については維持しつつ、ミスや失敗に対してはもう少し寛容な社会が到来することを、当サイトとしては願っています。
今回は遅刻の言い訳についてでしたが、遅刻が続き、高校生などで反省文の提出を求められた場合には以下の記事も参考になるでしょう。
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