高校の体育祭は、高校生活の中でも最も白熱する行事の1つといえるでしょう。
中学校までと違い、より明確に順位が付いたり、クラスが一丸となって優勝目指して戦うという色合いが強いはずです。
今回の記事では、そんな高校の体育祭ならではの盛り上がる種目・珍しい種目7選を取り上げます。
この中でもしまだ取り入れていない種目があれば、ぜひ新種目として検討してみてください。
①背中渡り競争(いかだ流し)
背中渡り競争は、クラスメイトの背中の上を渡っていくレースです。
クラス全員が1列に並び、それぞれが中腰になって足場を作り、その上をランナーの人が渡っていきます。
背中の上を渡られた人は、先頭に回って再び足場を作ります。
これは動画を観たほうが一目瞭然ですので、ぜひ以下の動画をご覧ください。
動画からも分かる通り、ランナーの人が落ちないように両側に補助の人をつけるのが基本です。
これは体格がしっかりしてくる高校生ならではの種目といえますし、クラス全員が参加できる種目のため、とても盛り上がります。
②スウェーデンリレー
スウェーデンリレーとは、
2人目のランナーが200m
3人目のランナーが300m
4人目のランナーが400m
=合計1000m
という感じで、ランナーの走る距離がどんどん増えていくリレーです。
高校のグラウンドで行うなら、
2人目→グラウンド半周
3人目→グラウンド4分の3周
4人目→グラウンド一周
という感じで増やしていくといいですね。
「短距離が速い人が1人目、中距離が速い人が4人目」
というように、誰をどこに配置すると1番タイムが早くなるのか、練習の段階から色々と試行錯誤していくのも楽しいです。
③妨害玉入れ
これは普通の玉入れを少々アレンジして、攻撃側と防御側に分かれて玉入れを行うというものです。
攻撃側が玉入れをしている間、防御側はカゴの周りを取り囲み、攻撃側の玉入れをラケットなどで妨害します。
カゴの位置を高くしておき、防御側は2人1組で肩車を作り、上側の人が妨害するというルールでもいいですね。
攻撃側の攻撃が終わったら、攻撃側と防御側が入れ替わり、再び玉入れと妨害を行います。
実際にやってみると防御側の妨害によってほとんどの玉が弾かれるので、後から玉を数えるのがとても楽ですね。
④40人41脚競争
これはクラスの人数+1脚で、いわゆる2人3脚競争を行うというものです。
グラウンドを幅広く使いますので、同時にできるチーム数は限られてきます。
そのため、必ずタイムを計測し、それぞれのタイムによって順位を決めるようにします。
これはとにかく練習がモノを言う種目で、練習の段階からどれだけクラスが一致団結できるかが試されます。
⑤棒倒し
これは少々危険な種目の1つです。
防衛大の伝統としても有名ですが、最近は時代の流れから廃止する高校も多いようです。
ある程度身体が出来上がっていないとできない種目であり、高校の体育祭ならではの種目といえます。
ただ、以下の動画からも分かる通り、かなり激しくぶつかり合いますので、少なからずケガをする人が出てくるでしょう。
体育祭の種目に取り入れる際は、生徒同士よく話し合ってからにしてください。
ルールとしてはとてもシンプルで、相手チームの棒を倒せば(もしくは一定以上傾ければ)勝ちというものです。
危険を減らすため、ヘッドギアなどをつけて行うのを推奨します。
なお、女子にはさすがにリスクが高すぎるだろうということで、代わりに騎馬戦などを取り入れる場合が多いようです。
⑥借り人競争
これは借り物競争の人バージョンで、レースの途中でお題に沿った人を連れてきて、最後は一緒にゴールするというものです。
お題の例としては、
・身長が高い人
・顔にほくろがある人
といった、外見から一目で分かるものにするのが通常です。
または、校長先生、生徒会長、室長など役職をお題にするというパターンもあります。
お題に沿っている・沿っていないなどを巡って論争になりますし、やっている側も見ている側も面白い種目の1つといえますね。
※関連記事:借り物競争の面白いお題90連発!借り人競争も!
⑦クラブ(部活)対抗リレー
これはクラブ(部活)対抗のリレーですが、ただのリレーではなく、それぞれのクラブがそのクラブごとの格好をして走るという点に特徴があります。
例えば、野球部ならユニフォーム、剣道部なら剣道着、水泳部なら水着、といった感じです。
さらに、リレーに使うバトンについても、そのクラブ独自のものを使います。
・剣道部→竹刀
・吹奏楽部→楽器や楽譜
…etc.
部活に加えて教員チームというものも作り、先生や事務員さんにもリレーに参加してもらうととても盛り上がります。
今回のまとめ
以上、高校の体育祭ならではの盛り上がる種目・珍しい種目7選でした。
徒競走や綱引き、大縄跳びといった定番の種目もいいですが、今回紹介したような少し変わった種目も取り入れて、体育祭を盛り上げてください。
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