仕事やバイトを始めようと思ってその仕事について検索すると、やたらとサジェストに「やめとけ」と出てきます。
サジェストとは、検索されたキーワードと関連する情報を「提案」するもので、だいたい検索窓や検索結果の下の方に出てきます。

「○○はやめとけ」
と言われると不安になりますし、その仕事を選択するのを躊躇してしまうかもしれません。
特に、これから初めてバイトに応募しようとしている人にとっては、
「バイトって全部ブラックなのかな?」
とすら思ってしまうでしょう。
そこで今回の記事では、職業(バイト)のサジェストに「やめとけ」が多すぎる問題について考察しました。
職業(バイト)のサジェストに「やめとけ」が多すぎる理由
試しに興味のある職業やバイトについて検索してみると、ほとんどの職業で「やめとけ」というサジェストが出てきます。
一般に「ブラック」と言われている業界ならまだわかりますが、それなりにホワイトであったり、高給であったりする職業についても同じように「やめとけ」と出てきます。
人からの助言を真に受けやすい人や、これからバイトを始めたいと思っている人にとっては、前途多難で、出鼻をくじかれたような想いでしょう。
・なぜここまで「やめとけ」が多いのか?
・そもそも誰が「やめとけ」と言っているのか?
まずはこの点について考えていきましょう。
①経験者が言っている
まず、その仕事やバイトの経験者が言っているという側面はあるでしょう。
自分が働いた結果、給料や待遇が悪くブラックだったり、人間関係に悩まされたりしたので、後輩が同じ思いをしないように言っているということです。
これは、ある種の親切心であるとも言えますので、必ずしも悪いことではありません。
もっとも、たまたまその人がいた職場が劣悪だっただけであったり、たまたま人間関係に恵まれなかっただけかもしれません。
もしかしたら業界全体に精通している可能性もなくはないですが、一部の職場だけを見て、業界全体を「やめとけ」と言っているのだとしたら、少し一般化しすぎな気もします。
②競合や競争を減らすために言っている
働きやすい業界でも、競合や競争相手が増えてしまえば、そのうちブラック化してくるということはありえます。
そうならないために、あえて「やめとけ」と言っている。
その可能性もないとはいえません。
全体としてはよいけども、あえて悪い点を見つけてそれを強調することで、あたかも全体として悪いかのような印象を与えることはできます。
これは少しタチが悪いですが、人は誰しも快適な環境を維持したいものですので、致し方ない面もあります。
③マウントをとりたい人が言っている
これは①にもつながる話ですが、経験者として未経験の人にわざわざ「教えてあげる」ことで、自分が優位な立場にあることを確認したいという場合もあるでしょう。
「やめとけ」という言葉自体、命令口調で上から目線ですし、「何様なの?」という印象を与えます。
マウントをとりたいという心理の裏には、たいてい不安があります。
そして、不安が強ければ強いほどネガティブな情報ばかり拾いますので、今の職場や業界の悪い点ばかり見えてしまうことがあります。
マウント自体は、ある意味仕方のないことかもしれませんが、そうしたバイアスのかかった意見が拡散されることには問題があるでしょう。
④働いていない人が言っている
今現在働いていない人が、他人も働かせないために「やめとけ」と言っている可能性も考えられるでしょう。
要するに、自分の仲間を増やしたいのです。
もちろん、働いていないということが必ずしも悪いことだとは思いません。
ただ、他人が行動を起こそうとするときに水を差そうとするのは、決してよいこととは言えません。
「やめとけ」という言葉には、
「どうせお前には無理なんだからやめとけよ」
みたいなニュアンスも感じられます。
そう考えると、あまり人には言わない方がいい言葉の1つだといえるでしょう。
やめとくべきなのか?
ここまで見てきてわかるように、「やめとけ」という言葉を真に受ける必要はなく、「やめとく」必要は全くありません。
もちろん、その業界の悪い面は仕事選びの際に大いに参考になりますが、それは上で見たようなバイアスがかかっていることに注意する必要があります。
そもそもネットは、ネガティブな情報が拡散されやすいですし、強調されて伝わりやすいともいえます。
また、良いことがあった時より悪いことがあった時のほうが、それをネットに書き込みたくなるのが大方の心理といえるでしょう。
そもそも、ほとんどの仕事に「やめとけ」と出てくるのですから、それを真に受けていたらできる仕事が何もなくなり、ニートになるしかないということになります。
そのため、もし興味のある仕事やバイトがあるなら、ぜひ積極的に応募してみることをおすすめいたします。
ネット上の評価が悪くても、働いてみたら意外と悪くなかったということはあります。
また、働いてみた結果、仮にその仕事が合わなくても、それは1つの貴重な体験といえます。
ネット上の情報などから単なる知識として学ぶより、実際に経験・体験してみたほうが学びは何倍も深いです。
私たちは、最終的に「自分らしく」生きられればいいのであって、そういう意味では、
・自分には合わなかった
・自分には向いていなかった
という経験は、今後の生き方を定める上でとても貴重な情報になります。
もちろん、やってみたらとても面白く、それが後々に本業になっていく場合もあるでしょう。
当サイトを見ている人は、主に学生さんが多いと思いますが、もし興味のある仕事ややってみたい仕事があれば、ぜひ積極的に応募してみてください。
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ぜひ勇気を出して貴重な一歩を踏み出しましょう。
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