卒業に向けてクラスみんなで取り組む卒業制作。
6年間ないし3年間の集大成であり、出来上がった作品は一生の宝物としてみんなの心に残り続けるものです。
卒業制作のアイデアについてまとめたものは意外と少なかったので、今回の記事では卒業制作のアイデアを一覧でまとめてみました。
卒業制作のアイデアまとめ
そもそも卒業制作には、クラスみんなで1つのものを作る場合と、各自がそれぞれ個人的に作る場合とがあります。
思い出に残るのはやはり前者ですが、配置場所・設置場所に余裕がなかったり、また最終学年ということで、あまり時間的に余裕がない場合もあるでしょう。
その場合は、各自が個人的に作る方を選択することになりますが、最近は卒業制作用のキットなども出ていますので、それを使えば比較的簡単に作れます。
今回の記事では主に、クラスみんなで1つのものを作る場合のアイデアについてまとめています。
①ステンドグラス
ガラスに着色し、さまざまな絵や模様を表現するステンドグラス。
卒業制作の定番でもあり、筆者の周りでも卒業制作でステンドグラスを作ったという人は多い印象です。
設置場所としては体育館の窓が定番ですが、歴史のある学校など設置場所に余裕がない場合もあるでしょう。
その場合は、地域と連携し、地域の公民館や施設などの窓に設置させてもらうのもおすすめです。
②モザイクアート
モザイクアートもステンドグラスと並んで、クラス・学年全体で取り組むことのできる卒業制作です。
たくさんの写真や紙片などをモザイクのように貼り付け、1枚の絵を完成させます。
これも卒業制作の定番で、中にはモザイク”タイル”として、学校の壁画を作ってしまったという意欲的な学校も。
①と同様、絵画や壁画は学校に飾ってもいいですし、地域と連携して公的な場所に飾らせてもらうというのも手でしょう。
③旗や横断幕
①や②と比べればやや簡単なものとして、クラスや学年の旗や横断幕をみんなで作るというのもおすすめです。
これらは常にどこかに飾っておくものではないですが、「卒業記念作品」としてずっと学校に残り続けるもののなるでしょう。
④実用的なもの
卒業した後の在校生のために、学校で使う実用的なものを作ろうという流れもあるようです。
例えば、学校に置いておくベンチやイス、本棚、用具入れなど。
また、地域と連携して街に設置する掲示板や案内板を作るというアイデアもあります。
また、これは卒業”制作”とは言えないかもしれませんが、学校の遊具などのペンキ塗りをみんなでしました!という学校もあるようです。
「お世話になった学校や在校生のために何か形のあるものを残したい」という想いの詰まった立派な卒業制作といえます。
⑤タイムカプセル
「卒業と言えば」ということで、卒業制作としてタイムカプセルを作った学校もあるようです。
中には普段使っている教科書やノート、文房具を入れたり、10年後や20年後の自分に向けたメッセージを入れたりします。
タイムカプセルと言えば土の中に埋めるのが定番ですが、掘り出すのが大変なので、担任の先生の自宅に保管してもらうという方法もあります。
⑥オリジナルグッズ
これはクラス全体というより有志のメンバーを募って作る場合が多いと思いますが、クラスのオリジナルグッズを作るという手もあります。
例えば、オリジナルジクソーパズル。
最近は写真1枚送るだけですぐにオリジナルパズルを作ってくれるサービスもありますが、あえて自分たちで一から自作するというのもとてもいい思い出になります。
ちなみに、筆者の時は小学校か中学校か忘れましたが、クラスのオリジナルカルタを作った記憶があります。
クラスでの出来事やクラスメートの特徴などをカルタにしていくというものですが、今思えばなかなか斬新な発想でした。
⑦木彫り彫刻(個人向け)
これは基本的に個々人が作るものとなりますが、木彫りの写真立てやオルゴール、時計などを作るのも定番です。
最終学年は色々と忙しいですので、卒業制作にあまり時間をかけられないという場合にはうってつけでしょう。
卒業記念品向けの彫刻キットが販売されていますので、基本的にはそうしたものを使うことになります。
卒業制作のテーマは?
卒業制作のテーマ、具体的には以上の作品に盛り込むメッセージの内容についてですが、これは難しいことはありません。
学級目標や学年目標などがあればそれを印字すればいいですし、自分たちが大切にしてきた言葉やスローガン、在校生に向けたメッセージなどでもいいでしょう。
卒業制作を作り始める前の段階で、まずメッセージ・テーマをクラス全体で話し合って決めることになります。
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