生徒会選挙の公約案まとめ【一覧】書き方やポイントについても

  • URLをコピーしました!

生徒会に立候補すると決めたら、選挙までに考えなければならないのが公約です。

公約とは何かといえば、

生徒会に入ったら実際にどんなことを実現していくのか、全校生徒に約束するもの

になります。

ユニークで魅力的な公約を提示できれば、選挙で投票してもらえる確率も上がるかもしれません。

今回の記事では、そんな生徒会選挙の公約についてまとめてみました。

関連ページ:【例文付き】生徒会の立候補理由まとめ(書き方とポイント)

目次

生徒会選挙の公約の書き方

公約の具体例について見ていく前に、前提として、

・公約とは本来どのようなものであるべきか?

という点について簡単に考察してみます。

例えば、

「学校生活を明るく楽しくします!」

といった単純なものであっても、一応公約といえば公約です。

ただし、これでは少し抽象的すぎて、誰でも言えるものになってしまいますし、あまりみんなの印象にも残りません。

ではどういうものであるべきか?というと、当サイトでは以下の3点が重要だと考えています。

①具体的なものであること
②みんなが望んでいるものであること
③現実的に実現可能なものであること

以下、それぞれ詳しく見ていきます。

①具体的なものであること

上で挙げたような抽象的な公約だと、ある程度誰でも言えることになってしまいますし、あまりみんなの印象にも残りません。

みんなの印象に刻ませ、選挙で票を入れてもらうためには、公約が実現された状態や実現されるまでのプロセスを、ありありとイメージさせることが重要になってきます。

例えば、「体育祭を活性化させる」といった公約であれば、

「アンケートや意見箱で新たな種目についての意見を募り、その意見をもとに全校投票を実施し、得票数上位3つの種目を、次の体育祭の新種目として採用します!」

といった感じで、実現までのプロセスや実現結果をありありとイメージできるようにするといいでしょう。

これは後でも述べますが、選挙に参加する皆さんというのは基本的に傍観者で、生徒会にものすごく興味がある人なんてほとんど存在しません。

これは国などの選挙でも同じことですが、そうした傍観者を当事者(参加者)に変えていくことが、選挙に立候補する人にとっては重要になってきます。

わかりやすく言えば、

「生徒会選挙は他人事ではなく、自分たちに関係あるものなんだ」

という意識を、みんなに芽生えさせていくということです。

そのためにも、公約の段階からみんなが参加できる企画を提示してみたり、「皆さんが主役です!」ということをアピールしていくのは、1つ有効な戦略といえるでしょう。

②みんなが望んでいるものであること

これは①とも関係しますが、公約の内容がみんなに望まれていなければ、仮にそれを掲げたとしても、選挙で票を入れてもらえることにはつながりません。

例えば、

「数か月に1回、校庭の除草作業を行います!」

といった公約は、取り組みとしてはとても素晴らしいですが、残念ながら除草作業を積極的に行いたい人は、そこまで多くないでしょう。

これはボランティア活動を行うという公約にも当てはまりますが、生徒会に立候補する人というのは意識の高い人が多いので、ついつい崇高で美しい公約を掲げてしまいがちです。

それ自体はとても素晴らしいことではあるのですが、やはり当選しないことには何も始まりませんし、当選しなければせっかくの素晴らしい理想も、絵に描いた餅となってしまいます。

時にはわかりやすいメリットや利益を、みんなの前にぶら下げることも必要かもしれません。

「みんなが望んでいるもの」については、普段からみんなの声に耳を傾けるしかないですが、実は自分自身が望んでいることは、意外とみんなも望んでいたりします。

普段の学校生活の中でなんらかの違和感を感じ、

「こういうところはもっとこうなったほうがいいのになー」

と思うようなことがあれば、それは公約を作る上での大きなヒントとなります。

③現実的に実現可能なものであること

最後に、いくらみんなが望んでいることといっても、やはり現実的に(物理的に)実現不可能な公約は掲げるべきではありません。

例えば、

「授業時間を短くします!」
「教室を増改築します!」

といったようなことは、生徒会の力だけではまず無理と言わざるをえません。

「実現不可能」だと感じられれば、場合によっては頭のおかしい人だと思われて、投票を避けられてしまうおそれもあります。

インパクトのある公約・斬新な公約だとみんなの印象に残り、票を入れてもらえやすいのは事実ですが、「実現可能性」という視点も忘れないようにしましょう。

ただし、生徒会の力だけでは不可能でも、先生たちと交渉することによって、なんとか実現にこぎ着けることができる事柄もあります。

「生徒会からの働きかけによって、学校の校則が変わった」という例はいくらでもあります。

そのため、一見実現不可能に見えても、そのプロセスを具体的に提示できるのであれば、公約として掲げるのは十分アリでしょう。

むしろ困難なことに挑戦しようとしている姿勢や熱意が評価され、票を入れてもらえることにつながるかもしれません。

生徒会選挙の公約案【一覧】

以上を踏まえて、以下では公約案の具体例についてまとめてみました。

過去に実際の生徒会選挙で掲げられたもの、実際に実施されたものを中心にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ただし「一覧」ということで、やはりある程度抽象的なものにはなっています。

実際に選挙などで公言する際は、上で述べたことを参考に具体性を持たせていきましょう。

①学校行事・学校生活関連

・体育祭や文化祭などの行事を活性化させる
・体育祭に新しい種目を作る(例えば部活動対抗リレーなど)
・新しい行事、新しい委員会、新しい部活を作る
・各クラスに休み時間に遊べるボールを配置する
・縦割り活動を増やす(例えば縦割り給食など)
・ラジオ放送を活性化させる
・暑さ・寒さ対策
・制服や髪形の規制緩和(例えば冬場はジャージ登校OKなど)
・置き勉(教科書類を学校に置いておける)OKにする
・いじめを防止する取り組みを行う
・整理整頓・掃除を徹底させる
・学校生活に点数制を導入する→終業式で表彰

②自主的な活動関連

・あいさつ運動を実施する
・ボランティア活動を実施する
・環境美化活動を実施する
・募金活動を実施する
・ベルマーク運動を実施する
・高齢者施設との交流を行う

③生徒の意見を反映させる

・意見箱を設置する
・生徒アンケートを実施する
・話し合いの機会を増やす

④生徒会の広報を充実させる

・活動を報告する掲示板を設置する
・季節に1回会報を発行する
・生徒会のHPを充実させる

今回のまとめ

以上、生徒会選挙の公約についてでした。

公約についてはこれでバッチリですが、生徒会の立候補理由を用紙などに書いて提出しなければならない場合は、以下のページも参考にしてみてください。

関連ページ:【例文付き】生徒会の立候補理由まとめ(書き方とポイント)

また、実際に選挙演説で話す際は、以下のページも参考になるでしょう。

関連ページ:【例文付き】生徒会選挙の演説!内容や話し方のコツ・勝つ方法についても

さらに、友達に「応援演説」をお願いする際は、ぜひ以下のページも教えてあげてください。

関連ページ:【例文付き】生徒会選挙での応援演説!流れとポイントまとめ

当サイトには当サイトの情報を参考にしつつ、
「生徒会に当選しました!」
という声も複数寄せられていますので、ぜひ自信を持って選挙に臨んでみてください。
すくれす
スクール☆レスキュー運営者
学校の教員ではありませんが、学習塾の講師として、小学生から高校生まで、幅広い年齢の児童・生徒・学生と関わりがあります。学校生活においては時代は変われど、結局はある程度型にハマった「みんなと同じこと」が求められます。そうしたことは当サイトを参考にパパっと攻略していただき、短い学校生活・人生、できるだけ有意義なことに日々時間とエネルギーを使ってもらえたら幸いです。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 緊急です!
    実は私生徒会副会長に、立候補したんですけど、まさかのもう1人立候補してて、しかもその子昨年一緒に常任委員やってた子で、発表の名前順的に自分その子より票少なかったんですよ。その子に結構勝てる気がしなくて、その子結構キリッとした感じの演説らしくて、自分は面白くて印象に残る演説したくて、お願いいたします!絶対副会長になって皆の学校生活をたのしめさせたいです!どなたか参考になる例文を教えてくれませんか???こうゆうのに頼るのは行けない事だと知っていますがどうしても勝ちたいんです!お願いします!

    • 面白さは、演説の内容というより話し方であったり、その人のキャラ次第だったりしますので、なかなか今日明日では難しいかもしれません。
      皆の印象に残すためにできることとすれば、立候補の理由や公約を明確かつユニークなものにして、「この人は他の人とは違うぞ」って思ってもらうことだと思います。
      よろしければ生徒会の立候補理由まとめも参考にしてみてください。
      また、明日あたりに書き直そうと思っていますが、演説については一応こちらの記事で書いています。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次