中学校の生徒会に立候補すると決めたら、考えなければならないのが公約です。
生徒会に当選したあかつきにはどんなことをするのか、全校生徒に約束するものであり、魅力的な公約を提示できれば、それだけ選挙で投票してもらえる確率も上がります。
今回の記事では、そんな中学校生徒会の公約の具体例を紹介します!
生徒会(中学校)の公約の例
それでは公約の具体例を紹介していきます。
過去に実際の中学校で掲げられたものや、実際に政策として実施されたものを中心に、以下に一覧でまとめてみました。
◆学校行事関連
・体育祭や文化祭を活性化させる
・新しい行事を作る
・縦割り活動を増やす
◆学校生活関連
・部活動を新設する
・縦割り給食を実施する
・ラジオ放送を活性化させる
・暑さ・寒さ対策
・校則を改定する
・いじめを防止する取り組みを行う
・整理整頓を徹底させる
・学校生活に点数制を導入する→終業式で表彰
◆自主的な活動
・あいさつ運動を実施する
・ボランティア活動を実施する
・環境美化活動を実施する
・募金活動を実施する
・ベルマーク運動を実施する
・高齢者施設との交流を行う
◆生徒の意見の反映
・目安箱(意見箱)を設置する
・毎月アンケートを実施する
・話し合いの機会を増やす
◆生徒会活動の広報
・掲示板を設置する
・季節に一回会報を発行する
・学校のHPを充実させる
生徒会の公約を掲げる際のポイント
公約の具体例を紹介してきましたが、公約を掲げる際は、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
◆2. 手段・方法が具体的であること
◆3. みんなが望んでいるものであること
以下、それぞれ具体的に見ていきましょう。
1. 実現が可能なものであること
生徒会の公約は、当然ながら実現可能なものでなければなりません。
生徒会に当選したら実際に取り組むべきことなので、例えば、
・授業時間を短くする
・教室を増改築する
など、実現がおよそ不可能な公約は掲げないようにしましょう。
ただし、自分たちの力では不可能でも、先生にお願いすることで実現可能なものはあるので、そういうものを公約に掲げるのはOKです。
・例:教室にエアコンを設置してもらう
2. 手段・方法が具体的であること
これは選挙演説で生徒の興味・関心を引けるかにも関わってきます。
公約が具体的でなければその内容が実現されるイメージがつかめず、なかなか票を入れてもらえることにはつながりません。
例えば、
・体育祭を活性化させる
という公約なら、
・アンケートや意見箱で新たな種目についての意見を募り、その意見を反映させた種目を増設する
といった感じで、
・どうやって活性化させるのか?
・そのためには具体的に何をするのか?
を明確にしておく必要があります。
具体的な手段や方法が思い浮かばないなら、その公約を掲げるのはやめておいたほうがいいでしょう。
3. 生徒が望んでいるものであること
公約の内容が生徒にまったく望まれていなければ、それを掲げても選挙で票を入れてもらえることにはつながりません。
例えば、
・半年に一回校庭の除草作業を行います!
といった公約は、取り組みとしてはとても素晴らしいですが、残念ながら、
「ぜひとも校庭の除草作業をしたい!」
という人はあまり多くはないでしょう。
逆に、みんなが望んでいることを公約にできれば、みんなの心をグッと掴むことができます。
例えば、毎年冬になるとみんな凍えそうになりながら学校に登校しているとして、
・制服の上または下にジャージを着て学校に登校できるようにします!
といった公約を掲げれば、生徒の心を掴むことができるでしょう。
もちろん、上記の「実現が可能なものであること」という条件は満たしている必要があります。
以上、これら3つのポイントを参考に、今一度公約を見直してみてくださいね。
今回のまとめ
以上、中学校生徒会の公約の具体例と3つのポイントについて解説してきました。
今回、勇気を出して生徒会に立候補されたことは、とても賞賛されるべきことだと思います。
今回の内容を参考に、頑張って公約をまとめ上げ、ぜひ自信を持って選挙に臨んでくださいね。
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