駅伝の本来の意味とは?由来は?簡単に分かりやすく解説

毎年この時期になると、各地で駅伝大会が開催されます。

駅伝とは、道路をいくつかの区間に分け、数人でたすきをつなぎながら走るリレーのこと。

特に箱根駅伝は関東の大会にもかかわらず全国的に人気で、
今ではお正月の風物詩となっています。

この駅伝大会、そもそも「駅伝」とはどういう意味なのか?その由来は?

「駅伝」の意味と由来について

現在のような数人でたすきをつなぐ、競技としての駅伝が始まったのは、
1917年に行われた「東海道駅伝徒歩競走」が最初です。

これは当時の読売新聞が主催したもので、この時競技名が「駅伝」と名づけられたことから、
今日まで続く駅伝競走の起源となりました。

なぜ「東海道駅伝」だったのかというと、これは江戸時代に整備された五街道の1つ、
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)」で行われていた駅伝制(伝馬制)からヒントを得たといわれています。

伝馬制自体は、古くは律令制の時代から存在するもので、
主に中央・地方間の情報伝達手段として、主要街道に沿って「宿駅」を設置し、
そこで馬を乗り継いでいくこと、もしくはその馬自体のことを指します。

このことから、コースの途中に「中継所」を設け、そこでたすきを引き継ぐという、
現在の駅伝競走の発想が生まれたわけですね。

駅伝は、現在では海外でも行われていますが、このように日本発祥のスポーツ・文化といえます。

ちなみに、なぜ「たすき」を引き継ぐのか?ということについては、
残念ながらその明確な根拠は明らかになっていません。

長距離を走るのにバトンは少し邪魔になるので、そのあたりへの配慮があったのかもしれませんね。

今ではすっかりお正月の風物詩となり、テレビなどではフルで中継されることも多いですが、
駅伝を観る際は、このような駅伝の由来に少しだけ思いを馳せてみてください。

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