年が明けて1月の第3土曜日・日曜日は、センター試験の実施される日です。
センター試験を受験する受験生としては、最後の追い込み、準備などで忙しい時期だと思いますが、
センター試験にまつわるジンクスの1つに、
「センター試験の日は雪が降る」
というものがあります。
実際、昨年(2017年)のセンター試験の日は雪が降っており、
会場によっては試験開始時間を繰り下げるなど、少なからず影響があったようですが、
これは本当にジンクスといえるのか?
今回の記事では、センター試験と雪の関係性について調べてみました。
「センター試験の日は雪が降る」とのジンクスの詳細
センター試験は、1990年から実施されており、今年で19回目の実施となりますが、
過去にセンター試験の日に雪が降ったことは、何回くらいあったのでしょうか?
この時期、地域によっては雪が降らないことのほうが珍しい場合もあるので、
今回は地域を東京に限定して、過去のセンター試験の日の降雪について調べてみました。
・2017年→1月14日~15日
初日(14日)に降雪あり
・2016年→1月16日~17日
降雪なし(ただし、翌日に降雪あり)
・2015年→1月17日~18日
降雪なし
・2014年→1月18日~19日
二日目(19日)に降雪あり
・2013年→1月19日~20日
降雪なし
・2012年→1月14日~15日
降雪なし
・2011年→1月15日~16日
二日目(16日)に降雪あり
・2010年→1月16日~17日
降雪なし
・2009年→1月17日~18日
降雪なし
・2008年→1月19日~20日
降雪なし
・2007年→1月20日~21日
降雪なし
・2006年→1月21日~22日
初日(21日)に降雪あり
・2005年→1月15日~16日
降雪なし
・2004年→1月17日~18日
初日(17日)、二日目(18日)ともに降雪あり
・2003年→1月18日~19日
降雪なし
・2002年→1月19日~20日
降雪なし
・2001年→1月20日~21日
初日(20日)に降雪あり
・2000年→1月15日~16日
降雪なし(ただし、翌日に降雪あり)
・1999年→1月16日~17日
降雪なし
・1998年→1月17日~18日
降雪なし
・1997年→1月18日~19日
降雪なし
・1996年→1月13日~14日
降雪なし
・1995年→1月14日~15日
降雪なし
・1994年→1月15日~16日
降雪なし(ただし、前日に降雪あり)
・1993年→1月16日~17日
降雪なし(ただし、前日に降雪あり)
・1992年→1月11日~12日
降雪なし
・1991年→1月12日~13日
初日(12日)に降雪あり
・1990年→1月13日~14日
降雪なし
※これらはすべて気象庁調べによるもの
東京でセンター試験の日に雪が降ったのは、18年間で7回ほどと、
そこまで多くない結果となりました。
ただし、センター試験の前日・翌日も含めれば計11回となり、
これはまずまず多い結果となります。
天気予報というのはずれ込むことも少なくないことから、18年間のうち半分くらいは、
「センター試験の日は雪が降るかも?」
と報じられていたことも十分考えられ、
「センター試験の日は雪が降る」
というイメージが定着してしまったのも無理はないかもしれません。
またセンター試験の前後は、暦の上では「大寒」であり、
一年で2番目くらいに寒い時期でもあります。
東京ではこの時期に「初雪」が観測されることも多く、
ニュースなどでも大々的に報じられることから、私たちの印象に残りやすいといえます。
平野部に住んでいる人にとっては、
「これまで雪なんて降らなかったのに、センター試験が近づいてきた途端、雪が…」
などと思うこともあるでしょう。
センター試験の日は毎年異なるため、特異日とまではいえませんが、
ジンクスといえるほどには、センター試験の当日、その前後の日はよく雪が降っています。
今年センター試験を受験される方は、雪が降ってしまった時のために、
寒さ対策、交通機関が遅延した場合の対策など、しっかり準備を整えておきましょう。