スノボを始めるにあたって悩むのが、ヘルメットの要否についてです。
日本のゲレンデでは、まだまだヘルメットを着用している人は少なく、
・本当に必要なの?
・友達はみんな被ってないし…
・でも転倒したら危なそう…
など、いろんな感情が渦巻いている人も多いと思います。
今回の記事では、そんなスノボヘルメットの必要性について書いていきます。
スノボにヘルメットは必要か?
日本では、ヘルメットを着用している人はまだまだ少数派ですが、
実はむしろ欧米では、着用していない人のほうが少数派です。
欧米での着用率は、なんと80%を超えるといわれており、
ヘルメットを所持していないと入場が認められないゲレンデもあるくらいです。
そもそもスノーボードは、とても転倒の多いスポーツです。
特に初心者のうちは転倒しながら技術を学んでいく部分も多く、
初めから転倒せずにスラスラ滑れる人なんてほとんどいません。
特にスノボの場合、初心者のうちは「逆エッジ」と呼ばれる転び方をしてしまうことも多く、
転び方によっては後頭部など頭を痛打してしまうこともあります。
そんな時に自分の頭を守るため、当然ですがヘルメットはないよりはあったほうがいいです。
もちろん、転倒しても雪の上なのである程度はクッション性がありますが、
ゲレンデというのは、場所によってはコンクリート並みの硬さになっていることもあります。
実際にスノボで転倒して後頭部を打ち、脳出血や脳挫傷、中には死に至っているケースもあり、
雪の上だからといって侮ることはできません。
そういうこともあり、特にこれからスノボを始められる方は、
ぜひヘルメットを購入されてください。
事故に遭ってからでは遅いですし、重症にはならなくても、日常生活に少なからず支障が生じてしまいます。
もちろん、上級者の方もヘルメットはあったほうがいいです。
上級者になると滑るスピードが上がってくるので、それだけ転倒した時の危険も高まってきますし、
自分ではどれだけ注意していても、他人のスキー板やボードが直撃してくることもあります。
2013年のミハエル・シューマッハさん(元F1王者)の事故以降、
ウィンタースポーツの危険性への認識が高まっており、ヘルメットの着用率も上がってきてはいますが、
それでもまだまだ欧米に比べれば低いほうです。
ヘルメットが普及しない原因として、特に若者を中心に、
「ヘルメットはなんかダサい…」
というイメージがあるようですが、最近はデザインがおしゃれなものも多く、
必ずしも「ヘルメット=ダサい」ということではなくなってきています。
むしろ最近は、
・自分や、自分の家族の安全のことを考えられない=ダサい
という風潮すらあり、これから日本でもヘルメットの着用率はどんどん上がっていくと思います。
これからスノボを始める方は、ぜひこの機会にヘルメットを購入していただき、
「安全第一で」ウィンタースポーツを楽しんでくださいね。
ヘルメットを購入する際は、必ず店頭で試着してから購入するようにしましょう。
特に欧米のメーカーから購入する場合、当然ですが欧米人の頭に合わせて作られているので、
日本人にはサイズが合わないことがあります。
ネットでだいたいで購入してしまって、後から後悔しないように注意しましょう。